サービス残業と就職難って関係あるの?
リストラ・人減らしをすすめている大企業の現場は、たいへんな人手不足。少ない人数で、仕事をこなすために、これまで以上に長時間働かなければなりません。でも、所定外の時間に働かせれば、会社は、最低25%の割増しをふくむ所定外労働賃金を払うことが法律で決められています。このルールを無視し、賃金をまったく払わずに残業させるのがサービス残業です。リストラ・首切りがすすめられる一方で、会社に残された労働者の間に、このサービス残業が横行し、過労死を生むほどの長時間労働がひろがっているのです。
サービス残業はれっきとした違法行為。ただちに改善させなければなりません。第一生命経済研究所の調査によれば、サービス残業を一掃し、その分の仕事に必要な人を雇うとすれば、161万の新規雇用が生まれるということです。政府が、大企業にまともなルールを守らせ、違法なサービス残業を減らすことが、就職難の解決にもつながっているのです。
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