不況で大変だから就職難もやむをえないのでは?
今の不況はとても深刻です。でも、不況の影響を一番うけている中小企業は、95年に比べ、全体で3万人の青年の正社員を増やしてがんばっています。ところが大企業は同じ時期に、108万人も青年の正社員を激減させ、青年の就職難の最大の原因をつくったのです。
大企業は、正社員をパートやアルバイトに切り替え、職場に残った労働者にはサービス残業を押しつけて、人件費を大幅に削ることでばく大な利益をあげています。トヨタや日産などは、昨年度、これまでで最高の利益を上げているほどです。不況だから就職難なのではなく、大企業のもうけのために、就職難がつくりだされているのです。
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