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データで見る青年の就職・雇用(4)

パート・アルバイトに移行

 働いている青年たちの雇用形態はどうなっているのでしょうか。

 十五歳から三十四歳の青年雇用者数は、一九九〇年の千六百七十三万人から二〇〇一年には千九百二十九万人と、二百五十六万人増加しています。(内閣府「国民生活白書」二〇〇三年版から)

 しかし、〇二年の内訳は、正社員は千四百十四万人で九〇年からわずか二万人の増加にとどまり、パート・アルバイト(雇用者全体から正社員を除いた人)は五百十五万人で九〇年の約二倍に増えています。

 この結果、青年雇用者全体に占めるパート・アルバイトの比率は15・6%から26・7%へと11ポイント上がりました(グラフ)。

 九〇年と〇二年の比較では二万人の増加にとどまった正社員ですが、増加しているのは九四年までで、九五年からほぼ毎年減少に転じています。

 九五年から〇一年にかけての正社員の増減をみると、男性はマイナス六十四万人、女性はマイナス六十一万人。年齢層別では、十五歳から二十四歳で二百七万人の減となっています。企業規模別では、労働者五百人以上の大企業が青年社員を百八万人も減らしています。

 企業の新規採用抑制とパート・アルバイトへのシフトによって、全労働者に占める二十九歳以下の青年労働者の割合は低下しています。

 とくに、労働者千人以上の大企業では九一年の34・7%から〇一年には25・8%に落ち込んでいます。

「しんぶん赤旗」2003年8月27日



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