特集
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消費税は、1989年に税率3%で導入されました。97年に5%になり、その後の17年間で消費税収は累計で84兆円増えました。ところが、長びく不況のもとでGDPも国民の所得も減り、消費税以外の税収は194兆円も減少し、けっきょく税収全体では110兆円ものマイナスとなってしまいました。賃金が減りつづけ、景気が落ちこんでいるいま、消費税を10%にする大増税をやったら、経済の底がぬけてしまいます。こんなことをやらせるわけにはいきません。
日本共産党は、消費税増税中止を求めます。財源は、消費税に頼らずに、大型開発・軍事費などのムダの削減、富裕税の導入、大企業減税の中止などによって確保します。「応能負担の原則」に立って所得税の累進課税を強化するなど、国民みんなで力に応じてささえる方向にきりかえます。