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日本共産党

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赤旗

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53 スポーツ

スポーツ基本法にもとづく国のスポーツ施策の充実をはかり推進します

2019年6月

 「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利である」とうたったスポーツ基本法にもとづく国のスポーツ施策の充実をはかり、国民誰もがスポーツを楽しめる条件を拡大するためにつぎの重点政策の実現に力をそそぎます。

 国民の自由時間の拡大とスポーツの多面的な発展をはかる条件整備をすすめます

 スポーツに親しめる社会基盤を――国民各層のスポーツへの参加を拡大するために、8時間働けば普通に暮らせる社会をつくり、国民一人ひとりの自由時間の拡充をはかります。国民の経済生活に大打撃となる消費税の10%への増税を中止させ、スポーツに親しめる社会基盤の拡充に努めます。

公共スポーツ施設の整備と指導者の充実を

①公共スポーツ施設数の深刻な減少に歯止めをかけ、老朽施設の補修・改築、耐震化をすすめるために、国の施設整備費の大幅な増額と計画的な整備をはかり、地方自治体の負担軽減に力をそそぎます。

②「誰もが気軽に使えるスポーツ施設」をめざし、利用料金の適正化、指導員やスタッフの増員と研修によるサービスの向上をはかり、利用者・クラブ・団体に供する施設機能の充実をすすめます。

③地域における自主的スポーツ活動の拠点である学校開放施設の用具・器具の充実、ロッカー・シャワーの設置、夜間照明の整備、スポーツ指導員の配置などをすすめ、その機能の確立をはかります。自主的なスポーツクラブを支援し、施設の利用団体の民主的な運営を援助します。

④障害者が利用できる多機能型スポーツ施設の増設とバリアフリー化、障害に配慮した設備・用器具の充実、指導者・ガイド・介添え者の配置などを促進します。

自然と共生するアウトドアスポーツの発展を

①自然と共生するアウトドアスポーツの発展のために、環境アセスメントを遵守し、環境破壊や汚染から自然を守ります。生態系などに重大な影響を及ぼすリニア中央新幹線の建設に反対します。また、無秩序で大規模な風力発電設備やソーラーパネル設置による太陽光発電が山岳自然を破壊することのないような規制強化を求めます。

②山岳や海などの遭難救助ヘリの増設とパイロットの養成と確保、愛好者のスキルアップをはかる国立登山研修所などの機能の拡充、気象情報や危機管理システムの整備など、安全なアウトドアスポーツ活動の確保に努めます。

③トライアスロン、スイムマラソン、サーフィン、ヨットなどの行われている海域や河川の水質汚染を厳しく規制し、愛好者が安心して楽しめる環境の整備をすすめます。

暴力、種々のハラスメント、差別などから競技者の生命と人権を守り、不正を正す関係者の努力を尊重します

暴力、パワハラ、セクハラをなくします――「スポーツは、世界共通の人類の文化である」(スポーツ基本法)ことから、その破壊行為である頻発する暴力、パワハラ、セクハラなどをなくすための、アスリート(競技者)、指導者、スポーツ団体、関係者の自主的な努力を激励し支援します。

女性、障害者――女性、障害者の競技者の人権を守るための活動を重視し、女性・障害者の指導者の配置、相談窓口の開設など安心して競技に打ち込める環境と体制づくりを重視します。

学校・運動部活動――学校での運動部活動は教職員の負担軽減とともに、児童・生徒の安全と成長に沿った適切な指導と活動に努め、地域等からの指導者の活用に際しては、教職員の合意や生徒の希望を尊重します。

スポーツ団体――スポーツ文化の推進を担うスポーツ団体が、暴力の根絶、不正行為の排除、自立した民主的な運営に努める取り組みを尊重し、国・行政がその自主性を侵害して干渉・統制することに反対します。スポーツ庁による「スポーツ・インテグリティの確保に向けたアクションプラン」、「スポーツ団体ガバナンスコード」は、スポーツ基本法に定める「スポーツ団体の努力」を基本にすえます。

2020年東京五輪・パラリンピックは、「平和の祭典」「選手が主人公」を貫き、公正で民主的な運営を求めます

①2020年東京オリンピック・パラリンピックは、オリンピック憲章の根本原則に基づき、「スポーツを通した友好と平和の祭典」となるよう開催都市と国の責務を果たさせます。

②競技とプログラムに「選手が主人公」を貫き、選手への酷暑対策やコンデションの保持及び緊急措置への十全な配慮を求めます。観戦の安全性の確保、テレビ等での視聴の公正化をはかります。

③大開発型で巨費を投じるやり方に引き続き監視の目を向け、くらしと環境との調和、あらゆる段階で透明性、公正性の原則を貫き、オリンピック・パラリンピックの後利用(レガシー)を含めて民主的な運営を貫きます。

政策