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日本共産党

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赤旗

第4回中央委員会総会 志位委員長のあいさつ

2018年6月11日

 

 みなさん、こんにちは。私は、第4回中央委員会総会にあたって、幹部会を代表して、中央役員のみなさん、インターネット中継をご覧の全国のみなさんに、心からのあいさつを送ります。

新潟県知事選――市民と野党の共同したたたかいは今後につながる大きな財産をつくった

 昨日投開票された新潟県知事選挙で、市民と野党が共同で推した池田ちかこ候補は、当選には及ばなかったものの、50万票を超える得票を得て、大健闘の結果となりました。池田さんの大奮闘をたたえたいと思います。ご支持いただいた県民のみなさん、ご支援いただいたすべてのみなさんに、心からの感謝を申し上げます。

 柏崎刈羽原発の再稼働問題が最大争点となるもとで、池田ちかこ候補が「福島原発事故の検証結果が出ないもとでの再稼働は認めない」「新潟のことは新潟で決める」ときっぱり公約したことは、論戦をリードし、大きな意義があったと考えます。

 5野党・1会派がそろって池田候補の推薦を決め、市民団体のみなさんとともに心ひとつにたたかったことは、今後につながる大きな財産をつくりました。私は、ともにたたかったすべての政党、市民団体、個人の方々に心からの敬意を表するとともに、新潟でも全国でも市民と野党の共闘をさらに発展させるために全力をあげる決意を表明するものです。

なぜ4中総を開催したか――ここで党勢の上げ潮をつくらねば選挙に勝つ保障はない

 全国の同志のみなさん。この4中総は、常任幹部会での議論をふまえ、幹部会の了解をえて、緊急に招集したものであります。総会の主題は、「いかにして党勢拡大を前進させるか」。この点に絞りました。なぜ4中総を開催したのかについて、会議の冒頭に発言しておきたいと思います。

 昨年12月の3中総以降の党活動を概括しますと、全党の奮闘によってさまざまな分野で重要な成果をかちとっています。

 安倍政権と正面対決し、追い詰める国会論戦で、わが党議員団は抜群の働きをしています。安倍政権による9条改憲を許さないたたかいをはじめ、各分野の国民運動の発展にも、とりわけ草の根からの運動でわが党は大きな貢献をしています。市民と野党の共闘が、国会共闘、「原発ゼロ」の共闘、「オール沖縄」の共闘など、新たな前進をとげています。朝鮮半島問題の平和的解決にむけた外交活動は、日本共産党ならではの先駆的な意義をもつものであります。そして3中総以降の中間地方選挙でわが党が改選比で22の議席増をかちとったことも特筆すべきことであります。

 これらは、全党の奮闘のたまものであり、それを全党の確信にしてさらに前進したいと思います。そしてこれらは、第27回党大会決定と3中総決定の生命力を実証するものであり、今後も、大会決定と3中総決定を、党活動の基本方針にすえ、その全面実践をすすめたいと思います。

 同時に、党勢拡大については、全国の同志の奮闘によって、部分的・萌芽的には前進の手がかりをつくってきましたが、全党的には連続的に後退が続くという状況にあります。このまま推移するならば、来年の参院選・統一地方選で躍進をかちとるという大目標とのかかわりで、致命的な弱点となりかねない状況にあります。

 どうしてもこの事態を抜本的に打開し、党勢の新たな高揚をつくりださなければ、選挙に勝つ保障はない。わが党に寄せられている多くの国民の期待に応えることができない。いまが頑張りどころであり、そのイニシアチブを発揮することは、大会で選出されたこの中央委員会の重大な責任だと考え、この総会を緊急に招集いたしました。

「特別月間」――「前回参院選時の回復・突破」という目標を必ずやりきる

 幹部会として、総会に「決議案」を提案しています。その内容については、小池書記局長が提案報告を行います。私は、「決議案」が、二つの点でこれまでの決定を発展させる重要な内容を提起していることについて、のべておきたいと思います。

 第一は、今日――6月11日から9月30日までを「参議院選挙・統一地方選挙躍進 党勢拡大特別月間」とし、党員と「しんぶん赤旗」日刊紙・日曜版読者で「前回参院選時を回復・突破」することを目標に、「党のあらゆる力を党勢拡大に集中的にそそぐ特別の活動にとりくむ」ことであります。

 3中総決定では、「前回参院選時の回復・突破」を7月末までに達成すべき目標としましたが、この達成期日を9月末までに変更したいと思います。これはもとより「のんびりやる」ということではありません。この間の党勢拡大の連続的な後退という現実を直視し、すべての都道府県、地区委員会、支部が、「目標を必ずやりきる」――そのためには一定の期間が必要となるという立場からの提案です。統一地方選挙、参議院選挙の日程を展望しても、「党のあらゆる力を党勢拡大に集中的にそそぐ」ことができる時期は、この時期をおいてほかにないということを考慮して、今日から9月末までの時期を設定しました。

 1958年の第7回党大会以来、わが党は、党勢拡大に力を集中する「月間」や「大運動」にくりかえしとりくんできましたが、率直に言って、自ら決めた目標を達成したのは1970年代中頃までの運動であり、その後の「月間」や「大運動」では、奮闘はするが目標を達成できないという状況が続いてきました。今回の「特別月間」では、こうした状況を打ち破りたい、「やれるだけやる」ではなくて、文字通りすべての都道府県、地区委員会、支部が、「目標を必ずやりきる」運動として成功させたいと思います。「特別月間」のとりくみを通じて、「自ら掲げた目標を必ず達成する党」へと質的にも成長・発展をはかることを、私は、心から呼びかけたいと思うのであります。

参院選を「前回比3割増以上」でたたかい、党勢拡大と選挙躍進の好循環を

 第二に、「特別月間」のこの目標は、参院選躍進にむけた「中間目標」であって、党勢拡大の流れをさらに持続・発展させて、来年の参議院選挙は、党員も読者も「前回比3割増以上」の党勢でたたかうという目標に挑戦することを、「決議案」が呼びかけていることです。この目標の提起は、新しい提起であります。

 「前回比3割増以上」という目標は、党員でも、読者でも、現勢の約1・4倍以上をめざすという目標になります。どんな複雑な情勢が展開したとしても、参院選で「850万票、15%以上」という比例目標をやりきる、その保障をつくるということを考えたら、これはどうしても必要な目標です。2010年代に「成長・発展目標」を達成するという大志とロマンある目標との関係でも、「前回比3割増以上」に正面から挑戦しようではありませんか。

 わが党の歴史をふりかえれば、前回選挙時比で130%以上の党勢を築いて、つぎの選挙戦で勝利をめざすというのは、1960年代から70年代の時期には、全党が当たり前のように追求してきた選挙戦の鉄則でした。党綱領路線確定後の「第1の躍進」の時期――1969年の総選挙、72年の総選挙などでは、いずれも前回比130%の党勢を築いて選挙をたたかい、連続躍進をかちとっています。

 全国の同志のみなさん。選挙にむけて「前回比3割増以上」の党勢を築き、その力で躍進をかちとり、躍進した力でさらに大きな党勢を築く。そうしてこそ、党綱領実現の道がひらかれます。来年の参議院選挙・統一地方選挙を、そのような党勢拡大と選挙躍進の本格的な好循環をつくる選挙にしていこうではありませんか。

希望ある変化をはらむ大激動の情勢をリードする強く大きな党を

 いま内外とも、希望ある変化をはらむ大激動の情勢が展開しています。

 安倍政権は、疑惑と不祥事にまみれ、内政・外交ともにその破たんは深刻です。いよいよこの戦後最悪の反動政権を倒すときがやってきました。

 それをなしとげる力は、市民と野党の共闘にあります。

 来年の参議院選挙で、市民と野党の共闘を「本気の共闘」として必ず成功させ、自民・公明とその補完勢力を少数に追い込み、政局の主導権を野党が握り、野党連合政権に道を開く――そういう流れをつくりだすうえでも、いま日本共産党が党勢の上げ潮をつくりだすことが、その決定的な推進力となります。

 世界に目を向ければ、朝鮮半島をめぐって平和の激動が起こっています。南北首脳会談の成功に続き、明日開催される史上初の米朝首脳会談が大きな成果をおさめることが強く期待されます。いま進んでいる「対話による平和的解決」のプロセスが成功をおさめたら、それは世界史的にも一大転換点となるでしょう。北東アジア地域の情勢は敵対から友好・協力へと一変し、日本の情勢にも大きな変化がつくられるでしょう。「北朝鮮の脅威」を口実にした海外派兵、大軍拡、改憲の策動は、その「根拠」を失うことになるでしょう。

 この間、日本共産党は、党綱領に導かれて、情勢の節々で、「対話による平和的解決」の道を具体的に提唱し、関係国への働きかけを行ってきましたが、世界は私たちが求め続けた方向に大きく動いています。世界の大激動のなかで、わが党の綱領が生命力を発揮していることに確信をもってすすもうではありませんか。

 全国の同志のみなさん。いまこそ、この大激動の情勢をリードする、強く大きな党をつくる事業を本格的に前進させるときです。党づくりの仕事は、苦労がともなう仕事ですが、そこには他にかえがたい喜びもあると思います。すべての支部、そしてすべての党員のみなさんが立ち上がれば、「特別月間」を成功させることは必ずできると、私は、訴えたいと思います。この総会が、党建設・党勢拡大で、新しい歴史を開いた総会となるよう、中央役員のみなさんの真剣で率直な討論を期待して、あいさつとします。

 

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