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日本共産党

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赤旗

第4回中央委員会総会決議

「参議院選挙・統一地方選挙躍進 党勢拡大特別月間」をよびかける

2018年6月11日

 

1、「特別月間」のよびかけ――前回参院選時を必ず突破し3割増へ

3中総実践の到達と「特別月間」のよびかけ

(1)昨年12月の第3回中央委員会総会から半年がたった。わが党の活動は、安倍政権を追い詰める国会論戦、安倍9条改憲阻止の「3000万人署名」のとりくみ、道理にたった外交活動、中間地方選挙での議席増(改選比22議席増)など、さまざまな分野で重要な成果をあげている。

 一方で、党勢拡大は、全国の党組織・党員の奮闘にもかかわらず、党員では10カ月連続で後退し、「しんぶん赤旗」日刊紙では5カ月連続で、日曜版でも8カ月連続で後退が続いている。

 3中総で私たちは、「2019年の参議院選挙、統一地方選挙で新たな躍進をかちとるために、2018年を、党と国民との結びつきを豊かに広げ、党大会決定にもとづく法則的活動を実践し、腰をすえて党の力をつける年にしていく」と決意した。しかし現状はこの決意に逆行する重大な事態となっている。このまま推移するなら、私たちは「党の力をつける」という決定的課題を達成できないまま、来年の二つの政治戦をたたかうことになりかねない。それでは勝利の保障はない。

(2)この事態を抜本的に打開し、党勢の新たな高揚をつくりだすために、第4回中央委員会総会は、「参議院選挙・統一地方選挙躍進 党勢拡大特別月間」にとりくみ、党のあらゆる力を党勢拡大に集中的にそそぐ特別の活動にとりくむことをよびかける。

 ――「特別月間」の期間は、6月11日から9月30日までとし、この期間に、すべての都道府県、地区委員会、支部・グループが、党員、「しんぶん赤旗」日刊紙読者、日曜版読者で、前回(2016年)参院選時を回復・突破することを目標とする。

 3中総決定では、「前回参院選時の回復・突破」を7月末までの目標としたが、現在の重大な到達点を直視し、この目標を全党が必ず達成するために、遅くとも9月末までにやりとげることにする。前回参院選時回復・突破までは、党員1万6千人、日刊紙読者1万6千人、日曜版読者8万3千人以上の拡大が必要だが、この目標を、全党の力をくみつくして、必ずやりとげることを呼びかける。「特別月間」のとりくみをつうじて、「自ら掲げた目標を必ず達成する党」への前進をはかろうではないか。

 ――「特別月間」の目標は、参院選躍進に向けた「中間目標」である。「特別月間」を通じて、党勢を法則的で安定的な前進の軌道に必ずのせ、来年の参院選は、党員も読者も「前回比3割増以上」の党勢でたたかうという目標に挑戦することを訴える。

 これは、全党的には、党員、日刊紙読者、日曜版読者とも、現勢の約1・4倍をめざす目標となる。「850万票、15%」の参院比例目標は、昨年の総選挙で獲得した比例票の約2倍、前回2016年参院選で獲得した比例票の約1・4倍の目標となる。これを達成しようと思えば、前回比3割増以上の党勢はどうしても必要である。

 来年は、党綱領実現をめざす2010年代の「成長・発展目標」を達成すべき最後の年となるが、この大志とロマンある目標達成との関係でも、「前回比3割増以上」に正面から挑戦することをよびかける。

「特別月間」の意義――参院選・統一地方選躍進の土台をきずく

 この「特別月間」の意義は、何よりも、来年の参院選・統一地方選躍進の土台をきずくことにある。

(1)来年の参議院選挙は、市民と野党の共闘勝利と日本共産党躍進によって、自民・公明とその補完勢力を少数に追い込み、政局の主導権を野党が握り、野党連合政権に道を開く歴史的なたたかいになる。「850万票、15%以上」という参院選の比例代表選挙の目標は、①党綱領実現に道を開く大志とロマンある目標であり、②比例とともに選挙区でも現有議席を確保し躍進をかちとる保障であり、③統一地方選挙での躍進にとっても必要不可欠な目標である。

 全党は、「まず統一地方選、その後に参院選」という「段階論」に陥ることなく、参院選比例代表躍進を活動の前面にすえ、それと一体に統一地方選躍進のための独自の準備をやり切ろう。得票目標は、統一地方選でも参院選でも、「850万票、15%以上」に見合う目標に一本化し、これに一貫して挑戦するようにしよう。

(2)3中総決定は、総選挙の最大の教訓として、「党の自力」の問題を深く究明した。総選挙のさいに突然起こった共闘破壊の逆流とのたたかいを振り返って、「どんな複雑な情勢のもとでも、共闘の前進と日本共産党の躍進を同時に実現するには『いまの党勢はあまりに小さい』。これが選挙戦をたたかっての私たちの最大の反省点」とのべている。同時に、総選挙で、比例代表の得票を前回から伸ばした80の自治体・行政区の半数が、前回総選挙時から党員数を維持・前進させて総選挙をたたかったことを強調している。この総選挙の教訓を、来年の参院選に必ず生かそう。

 来年の参院選、統一地方選で、本気で勝とうとすれば、選挙間際になってからの頑張りでは、その保障はない。「特別月間」の目標に正面から挑み、それをやりきり、どんな複雑な情勢が展開しても自力で風を起こし、自力で勝利をつかむ力を私たちが身につけてこそ、二つの政治戦での躍進の道は開かれる。参院選での市民と野党の共闘を成功させるうえでも、日本共産党が党勢の上げ潮をつくりだすことが、大きな力となる。まさに今が頑張りどころである。そのことを銘記して、今年の夏から秋口までのこの期間を、党勢の新たな高揚に向かう歴史的期間にしようではないか。

2、いま強く大きな党をつくる条件は大いにある

 「特別月間」の目標をやりきることはできるか。客観的にも主体的にもその条件は大いにある。

大激動の情勢と日本共産党の値打ち――国民の中に打ってでて大きな党をつくろう

 内外情勢の大激動のもとで、日本共産党ならではの値打ちが浮き彫りになり、党への新たな期待と注目が広がっている。

(1)日本共産党は、安倍政権との最も厳しい対決者として、森友・加計問題など一連の疑惑の究明でも、くらし・経済や外交問題でも、国会で抜群の働きをしている。党国会議員団は、この間、独自に入手した内部情報も活用して論戦を進めてきたが、わが党につぎつぎと内部告発が寄せられるのも、その対決姿勢への信頼のあらわれである。

 「しんぶん赤旗」は、独自の取材で、政治を動かすスクープを何度も打ってきた。今年3月に、駐米日本大使館公使が、当時(2009年)の米国政府の核削減政策に反対し、沖縄への核配備を容認する発言をしていた記録を明らかにしたことは、メディアの大きな反響をよび、国会でも問題になっている。

 安倍改憲に反対する「3000万人署名」、「ヒバクシャ国際署名」にとりくむなど、全国の草の根から平和と暮らしを守る運動を大きく広げるうえでも、日本共産党の果たしている役割は、かけがえのないものである。

 いま日本共産党を強く大きくすることは、「安倍政権を倒したい」という多くの国民の声にこたえた、私たちの重大な責任である。

(2)日本共産党は、市民と野党の共闘が新たな前進をかちとるうえでも、重要な貢献をしてきた。安倍政権の強権政治・国政私物化と対決する野党の国会共闘――節々での書記局長・幹事長会談、連日の国対委員長会談、野党合同ヒアリング、野党合同決起集会などが大きく前進し、安倍政権を追い詰める一連の成果をあげている。

 「原発ゼロ基本法案」の共同提出など、野党共闘は共通政策でも重要な前進が記録された。わが党が、市民団体のみなさんとも共同して、原発再稼働を認めないという筋を通した対応を行ったことが、「基本法案」の共同提出につながった。辺野古新基地建設反対の「オール沖縄」の新たな発展のためにも、日本共産党はその一翼を担って、重要な役割を果たしている。

 「一致点を大切にし、共闘の力で政治を変える」――共闘を発展させる日本共産党の一貫した立場に、信頼と共感が広がっている。

(3)いま朝鮮半島に平和の激動がおこっている。朝鮮半島問題の対話による平和的解決のプロセスが成功をおさめるならば、この地域の情勢を一変させるだけでなく、世界史的にも一大転換点となるだろう。

 安倍政権が、対話否定・圧力一辺倒という態度をとるもとで、日本共産党は、昨年から今年にかけて、情勢の節々で、「対話による平和的解決」の道を具体的に提唱し、関係国に働きかけてきた。4月上旬には、「朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和体制構築を一体的・段階的に進める」ことを関係国に要請した。その後の情勢の進展は、わが党の提唱が、日本政府をのぞく関係各国政府が努力してきた方向とも合致し、情勢を前向きに打開する唯一の道であることを示している。

 わが党のこうした対応の根底には、2004年に改定した党綱領での帝国主義論の発展、20世紀の世界の構造変化のうえに21世紀の世界をとらえるという世界論がある。綱領の生命力が、世界の大激動のなかで発揮されている。

 情勢の大激動のもとで発揮されている日本共産党の値打ちに確信をもって、国民のなかに広く党の姿を語り、党勢拡大を前進させようではないか。

3中総以来のすべての努力を党勢拡大に実らせよう

 大会決定、3中総決定をふまえ、部分的・萌芽的なものではあるが、「支部が主役」の法則的な党建設の教訓がつくりだされている。

(1)第27回党大会決定は、「楽しく元気の出る支部会議」を全党に定着させること、支部に出かけ、支部から学び、一緒に知恵と力をつくす「地区委員会活動の強化」をはかることと一体に、党勢拡大の独自追求をはかることを強調した。大会決定が示した努力方向は、全国のすぐれた経験に学んで打ち出したものだったが、大会後の全国の経験は、この方向にこそ党建設の法則的発展の道があることを示している。

 とくに、「赤旗・党活動ページ」で系統的に紹介してきたように、参院選比例代表で「850万票、15%以上」に対応する地区委員会の目標を、支部と地区の共通の「本気の目標」とし、「得票目標達成のためには何としても強く大きな党を」と党勢拡大の独自追求に力をそそいだ党組織で、党員でも、読者でも、持続的な前進が開始されていることは、重要である。

(2)「世代的継承」は、社会変革の事業と党の前途のかかった一大事業だが、労働者と若い世代のなかでの党づくりでも、新たな探求と努力が強められている。

 「2018年職場問題・学習交流講座」(5月26~27日)は、全国88の党組織からの聞き取りをもとに準備され、職場における矛盾が深まるもとで、「ルールある経済社会」への転換をめざす党綱領の立場が、広範な労働者と響き合う状況が生まれていること、党が職場の人間的連帯や若い労働者の成長の〝よりどころ〟となっていることを明らかにし、職場での党建設の発展方向を示した。

 青年・学生分野の活動では、今年の学生新歓で、学園で果敢な対話を広げ、民青同盟の「三つの魅力」(「青年との共同」「草の根の行動力」「社会変革の学び」)を語り伝えるなかで、同盟員拡大で20年ぶりの到達を築くことができた。各地で党と民青との懇談が行われ、民青班をつくる目標と計画をもち、力をあわせて学園、地域、職場、高校生での班づくりが開始されている。若者は、世界と日本の進路への模索を強め、学びたいという切実な願いをもち、党綱領がストレートに響く状況がある。

(3)「綱領を語り、日本の未来を語り合う集い」が、〝気軽に〟〝繰り返し〟〝双方向〟でとりくまれ、3中総後に行われた「集い」には、全国で6800回12万人が参加している。5月16日に開催した「集い」経験交流会は、「『集い』に失敗はない」「困難な支部こそ『集い』を」という確信が語られ、どんな支部でも「やってみよう」という勇気と決意がわく交流となった。

 新しい「入党のよびかけ」は、党綱領の中心点を伝え、党の歴史を語り、生き方を問いかけるものとして感動をもって受けとめられ、入党の決意を広げる大きな力になっている。「入党のよびかけ」を読んだ支部と党員が、党員としての原点を思い起こし、党勢拡大に立ち上がっている。

 第1回「地方議員研修交流講座」、第4期「特別党学校」が開催され、それぞれ大きな成果をあげた。

 3中総後つくられてきた法則的な党づくりの教訓・努力を、全党のものにするならば、党建設・党勢拡大の新たな上げ潮をつくり、「特別月間」を成功させることは必ずできる。そのための努力を心から訴えるものである。

3、全支部・全党員の運動にし、「特別月間」を成功させよう

 いかにして「特別月間」を成功させるか。目標達成の最大のカギは、全支部・全党員が参加する運動にしていくことにある。

 全国津々浦々で国民の利益を守り、草の根で奮闘する2万の支部、30万近い党員が、結びつきを出し合い、党員拡大と「赤旗」購読の働きかけに踏み出せば、大きく見える目標も達成できる。

 支部も、党機関もただちに臨戦態勢を確立し、次のことを具体化しよう。

(1)都道府県・地区委員会、補助指導機関は、4中総決議をよく討議し、支部に足を運び、支部とともに「特別月間」を具体化し、支部が実践に踏み出すまで援助を行おう。〝困難支部を放置しない〟との立場にたち、すべての支部に指導・援助を行うためにあらゆる知恵と力をつくそう。国政選挙を一回たたかう以上の構えで、日々の計画を具体化し、実践の結果を掌握して対策を講じ、毎日活動・毎日成果をすすめる臨戦態勢をただちにつくろう。

(2)すべての支部・グループが、毎週の支部会議を開き、4中総決議を討議し、「850万、15%以上」に見合う参院選比例目標と党勢拡大目標(「特別月間」目標と「前回参院選時3割増」目標)を決め、実践にふみだそう。「楽しく元気の出る支部会議」を全党に広げることこそ、「特別月間」成功の最大の原動力である。

 国民要求にもとづく活動、党の姿を広く伝える宣伝活動を強めることと一体に、党勢拡大を前進させよう。一人ひとりができること、挑戦したいことを話し合い、みんなが参加する「特別月間」にしよう。

(3)党勢拡大の独自追求を抜本的に強め、すべての党機関と支部・グループが「目標」と「期限」に責任をもとう。月ごとの目標を必ずもち、月ごとに目標を着実に達成し、拡大運動を月ごとに発展させつつ、「特別月間」の目標を総達成しよう。

 過去の「月間」や「大運動」の試されずみの鉄則をすべて実践しよう。党員拡大を根幹にすえ、5人、10人、20人と党員を迎える地区、目標を一気に突破する党組織など先進的な経験を次々つくり広げることは、拡大運動を成功させる鉄則である。読者拡大の目標をやりきるために、その数倍の対象者をもち、実践を組織し、期日までに実際に働きかける具体的手だてや段取りをとりきろう。紙の「しんぶん赤旗」を基本にしつつ、7月2日から開始される「しんぶん赤旗」電子版を新しい層に広げるために力をつくそう。「女性のひろば」など定期雑誌の普及に努力しよう。

(4)党機関の長は、目標をやり抜く構えを固め、指導的役割を断固として発揮しよう。衆参の国会議員・候補者、地方議員・候補者が、議員団の目標と個人目標、行動計画をもち、持てる力を総発揮しよう。機関役員、支部指導部、党グループをはじめ、力のある党員は、支部と一緒に行動の先頭にたち、支部目標の達成に貢献しよう。中央委員会はその先頭にたって力をつくす決意である。

 

 7月15日、わが党は、世界と日本の激動のもとで党創立96周年を迎える。

 安倍政権は、疑惑と不祥事にまみれ、内政・外交ともに破たんを深め、いよいよこの戦後最悪の反動政権を倒すときがやってきた。市民と野党の共闘は、昨年総選挙での逆流の危機を乗り越えて前進している。緊張が続いてきた北東アジアで、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築をめざす平和の激流が起こっている。

 第4回中央委員会総会は、すべての党員のみなさんによびかける。「日本共産党はどんな党か」「激動の時代にどう生きるか」を国民に語り広げ、「特別月間」の歴史的成功を党史に刻もうではないか。質量ともに強く大きな党をつくり、参院選・統一地方選での躍進の道をきりひらこうではないか。

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