こんにちは
日本共産党は、平和な日本、自由と民主主義がゆたかに花開き、国民が文字どおり「社会の主人公」となる日本、若者が夢や希望をもって生き生きと暮らせる日本をめざして、日々、活動しています。きょうは、私たちの党が考えていることについてお話しさせてください。
私たちの「たたかい」こそ政治を動かす
アメリカは、T武力で他国を攻めない、おどかさないUという国連の「平和のルール」を踏みにじってイラク戦争に突き進んだものの、いまや、泥沼状態です。先制攻撃のただひとつの理由だった、「大量破壊兵器」は見つからず、米英政府は、「ウソの情報で国民を戦争に巻き込んだ」ときびしく批判されています。イラクは、無秩序と混乱、電気や水もままならない状態におかれ、治安を守るどころか、民間人まで殺傷する米英軍の占領支配に、市民の批判は強まるばかりです。
「平和のルール」にさからった武力攻撃、「民族自決権」の原理に反する軍事占領が、どんな結果をまねくか―イラクの現状ははっきりとしめしているのではないでしょうか。
20世紀には、2回の世界大戦をはじめ、さまざまな戦争がありました。人類はその悲惨な経験から学び、国連をつくって「紛争は平和的に解決し、武力にうったえない」という「平和のルール」を確立しました。米英のイラク戦争は、この努力にまっこうから挑戦する無法です。だからこそ、戦争がはじまる前から、多くの国の政府が戦争に反対し、史上空前の反戦平和運動がまきおこったのです。日本でも、高校生や大学生、働く若ものが、世界と心を一つにして立ち上がりました。
不正義や横暴勝手に、けっしてあきらめず、声をあげてたちむかい、力をあわせてたたかいぬく―私たちは、これこそ歴史を前にすすめ、平和な世界をきずく力だと確信しています。
青年の夢や希望が実現できる日本をいっしょにつくる
戦後最悪の失業率と就職難、サービス残業、高すぎる学費、貧困な奨学金制度…。日本には、青年の夢や希望を踏みつぶす障害物があまりに多すぎます。定職につけない若ものが417万人、働く青年の5人に1人がフリーターです。やっと就職できても、過労死につながるほどの長時間労働、月給も下がりっぱなしです。
就職できない青年が、親元から離れられず、結婚して家庭をもつこともできない――これでどうして、社会が生き生きと発展できるでしょうか。「若ものに仕事を!」は、21世紀の日本の未来がかかった大問題です。
就職難の最大の原因は、大企業のリストラ・人減らしです。不況のなかでも中小企業は3万人も青年社員を増やしてがんばっているのに、ぎゃくに大企業は、青年の正社員を108万人も減らし、その多くをパート・アルバイトにきりかえて長時間労働を押しつけ、自分だけはボロもうけです。
こんな身勝手を、「構造改革」だと応援してきたのが小泉内閣です。ヨーロッパでは、「サービス残業」はありえず、残業そのものがきびしく制限されています。日本でいまサービス残業をなくせば、161万人の新規雇用が生まれます。ところが、企業献金に頼る自民党政治は、大企業の横暴を放置して、就職難をここまで深刻にしてしまったのです。さすがの政府も、フリーターの激増は「日本経済の成長を阻害する」(『国民生活白書』)などといいはじめました。しかし、いちばんかんじんの、「大企業にきっぱりものをいう」ことはやらないままです。これではなにも解決しません。いまこそ、「若ものに仕事を!政府や大企業は真剣にとりくんでほしい」――この声を大きく広げ、政治を動かすときです。
平和や外交はどうでしょう。日本政府の「アメリカいいなり」ぶりは、有名です。国連加盟国の7割が反対したイラク戦争をまっさきに支持し、無法な占領支配に協力するために、戦後はじめて地上軍を送るための法律を押し通してしまいました。アメリカの先制攻撃戦争に参戦し、国民を「戦争協力」にかりたてる「有事法制」もごり押しです。小泉首相は、いよいよ憲法改悪に手をつけるといいはじめました。アジア諸国から、「日本は軍国主義国家にもどる気か」の批判の声があがるのも当然です。このまま「アメリカいいなり」をつづければ、日本はアジアから、そして世界の平和の流れから孤立し、戦争の道をつきすすんでしまいます。
「大企業の利益最優先」「アメリカいいなり」の自民党政治では、青年の夢や希望が実現できないばかりか、日本の将来に明るい展望が見えてくるはずがありません。日本共産党は、国民と力をあわせ、自民党政治を大もとからきりかえる民主連合政府をつくり、「国民が主人公」の日本が花開く改革をめざしています。その目標は、つぎの3つです。
- 日米安保条約=日米軍事同盟からぬけだし、アジアと世界の平和に貢献する日本
- 大企業優先ではなく、国民の暮らしと権利を最優先する政治をすすめる日本
- 「国民が主人公」が、政治・経済・社会のすみずみまでつらぬかれる日本
激動の時代――「科学の目」で現実をみつめ、未来を展望する
「社会は不変不動ではない。人間の働きかけで変わるし、変えることができる」「社会やものごとのしくみ、成り立ちを事実にそくしてリアルにとらえる」――日本共産党は、この「科学の目」で、激動の現実を分析し、国民とともに明るい未来をひらくために活動しています。これまでの歴史は、ジグザグはありましたが、多数の願いにかなう方向へと発展してきました。歴史をつくるのは人間です。ジグザグや犠牲をできるだけ少なくして社会の発展をすすめたい――私たちは、力を合わせて歴史や社会に積極的に働きかける発展の促進者でありたいと願っています。
日本共産党は、いまから81年前、民主主義を口にするだけで激しい迫害をうけた暗黒の時代に、活動を開始しました。そして、どんな弾圧にも屈せず、「主権在民」「反戦平和」の旗を高くかかげ、命がけでその実現に努力しました。この主張は、戦後、「国民主権」「恒久平和」の原則として、憲法に書き込まれ、日本の進路の道しるべになっています。そしていま、私たちは、ほんとうに「国民が主人公」になる日本をめざして活動しています。
21世紀の先行きはどうでしょう。そこには、地球環境問題や飢餓、貧困など、いっそう深刻な課題が横たわっています。私たちは、こういう問題は、人間の命や自然環境よりも「利潤を生むかどうか」をものさしにする資本主義では解決できないと考えています。
「資本主義の限界をどうのりこえるのか」――これが、新しい時代の大きな課題です。私たちは、日本の将来に、資本主義をのりこえる新しい社会の実現をめざしています。「企業のもうけ」をものさしにするのではなく、「国民生活の向上」「社会全体の発展」を最優先にする社会、長時間労働や、ノルマのための競争ではなく、人間らしい生活、個性や能力が存分に発揮できる社会、浪費やムダを省き、貧困もなく、環境にもやさしい社会、そして戦争も抑圧もなく、自由で平等な人間関係が実現する共同社会――これが、私たちの展望する社会主義・共産主義の社会です。
私たちは、国民が主人公になる民主的な日本、さらにその先に、社会主義・共産主義の日本社会を実現することをめざして、その道のりを、一歩一歩階段をのぼるように、国民のあいだに支持を広げながら、国民の合意にもとづいてすすんでいこうと考えています。
自分を大切に、人間らしく前向きに生きるために
「自分の個性を生かす道をすすむ」「毎日の仕事と暮らしを充実させる」。そのことと「まわりの人たちの幸福に自分の力を役立てる」「社会の進歩に少しでも貢献する」ことをしっかり結びつける――私たち日本共産党員は、これを自分の生き方のモットーにしています。
21世紀の早い時期に「国民が主人公」の新しい日本をつくるには、社会のあらゆる分野で、それを推進し、ささえる若い力が必要です。社会のしくみ、社会の発展方向を学びつつ、社会に働きかけ、働きかけつつ学んでゆく人生は、世の中のうわべだけの流れにふりまされるのでなく、世の中のたしかな流れをつくろうとする生きがいある人生です。毎日の仕事や生活のなかで感じる喜びや悲しみ、怒りを、社会を変革するための自覚的な力にかえてゆく積極的な人生です。
日本共産党の活動は、それぞれの党員の自覚にもとづくものです。一人ひとりが「主役」になる、みんなで話し合い、みんなで決めたことにみんなで全力投球する、仲間の輪のなかで自分をみがき、人間らしい生き方を学びあう――その一人ひとりの努力が、社会を前にすすめる力につながってゆきます。
あなたが、ぜひ、日本共産党に加わり、21世紀に新しい歴史のとびらを開く、真に生きがいある人生の一歩をふみだされるよう、心からよびかけます。
- 入党が決まれば、職場、地域、学園などいずれかの支部に所属し、その一員として活動します。
- 支部は、それぞれの職場、地域、学園などで党を代表して活動します。支部では、まわりの人びとの利益のためにどんな活動をしていくのか、どんな党をつくるのかをみんなで相談し、方針や計画をもち、分担して活動します。
- 党員はつぎの4つのことを大切にしています(「4つの大切」)。
○ 「しんぶん赤旗」を読む
○ 支部会議に参加する
○ 学習につとめ活動に参加する
○ 党費をきちんと納める
入党のお申し込み、ご相談は
入党申込書に必要な事項を記入し、お知り合いの党員2人の推薦をうけ、入党費300円をそえて申し込みます。
お知り合いの党員がおられない場合は、お近くの日本共産党事務所にご相談ください。
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