第6回中央委員会総会への幹部会報告(骨子)
2008年7月11日 志位和夫
一、綱領と情勢が響きあう――新しい劇的な進展
十ヵ月の情勢の進展は、五中総決定を鮮やかに実証した
「新自由主義」の矛盾が噴出――経済的民主主義にたった改革は避けて通れない
綱領の立場に立った「攻め」の論戦と運動が、国民の共感を広げている
雇用問題――「ルールある経済社会」めざす綱領の立場で、財界戦略を追い詰める
社会保障――後期高齢者医療制度を大争点におしあげた日本共産党の役割
食料と農業――共感が広がる「農業再生プラン」と、綱領の立場
地球環境――異常な大企業中心主義をただす日本共産党ならではの提案
消費税問題――圧倒的世論で増税勢力を包囲する国民的たたかいをよびかける
投機マネーと物価高騰――国際的規制と生活防衛の緊急対策を求める
マクロ経済政策――「大企業から家計へ軸足を移せ」の主張が広く共鳴しあう
大きく変わる世界――アメリカいいなり政治をつづけていいのか
一国覇権主義の破たんと孤立――戦争と平和の力関係が大きく前向きに変化
広がる平和の地域共同体――ユーラシア大陸でも、南北アメリカ大陸でも
海外派兵――世界の流れに逆らい、憲法を踏みにじるくわだてに反対する
米軍基地――追い詰められているのは日米両政府、連帯したたたかいの発展を
憲法・教育問題――国民世論の画期的変化を確信に、憲法擁護の多数派結集へ
核兵器廃絶――世界の本流に逆らう日本政府、核固執勢力を包囲するたたかいを
北朝鮮問題――国際社会の努力と、日本政府のとるべき基本姿勢について
「資本主義の限界」論と党綱領の立場
背景には世界と日本の大きな変化がある
資本主義の矛盾が、世界的な規模でかつてなく深いものに
ニセの「社会主義」の看板を掲げていたソ連の崩壊
日本では「ルールなき資本主義」「新自由主義」で資本主義の害悪がむきだしに
綱領はこの問題でも抜本的回答をしめしている
資本主義の枠内の民主的改革、民主的な国際経済秩序を
地球的規模で資本主義の是非が問われる時代
綱領がしめす未来社会論、党名に込めた理想を大いに語ろう
二、総選挙勝利をめざす活動の到達点と強化方向
解散・総選挙にのぞむ姿勢と、次期党大会の招集について
総選挙勝利をめざす政治的構え――政権の担い手の選択でなく、政治の中身の変革を
自公政権に正面から対決するとともに、政治の中身の変革を大いに語ろう
民主党の政治的立場への批判も、日本改革の方針を太く語ることと一体で
「大運動」が生命力にあふれ大きく発展――100万をこえる規模をめざそう
「大運動」のとりくみの到達点について
「大運動」が生み出した3つの変化
党と国民の関係――深い理解、信頼、絆が広がる
党活動の変化――国民とともに強く大きな党をつくる運動
選挙活動の日常化――その威力は中間地方選挙でも発揮された
総選挙勝利とともに、綱領実現をめざす日常活動としても発展させよう
新しい選挙方針の実践の到達点と課題について
議席目標と得票目標――「支部が主役」の選挙戦にしていく要
比例代表選挙に力を集中する新しい方針の実践について
早い段階からの候補者決定と日常的・系統的活動が大きな力を発揮
後援会活動の強化――総選挙を「国民とともにたたかう選挙」に
いかに「自らの選挙」にするか――全国すべての行政区で「集い」「演説会」を
中間地方選挙の最大の教訓――党づくりが選挙の立派な結果につながる
選挙で勝てる党づくり――年内に党勢拡大の大きな高揚を
党建設の到達点――全党の奮闘で新しい前進への流れが築かれつつある
総選挙勝利、大会成功をめざす党勢拡大の目標の提案
客観的、主体的条件を生かし、法則的教訓に学べば、目標をやりきる道は開かれる
すべての党員が「しんぶん赤旗」日刊紙を読み、いまの時代をともに生きる連帯を
三、若い世代のなかでの活動、とくに民青同盟への援助の抜本的強化
若い世代にどういう姿勢で働きかけるか
若い世代が直面している「二重の苦しみ」に心を寄せる
関心にそくして、現状打開の科学的展望を広げるとりくみを
民青同盟の強化のために、全党的なとりくみをよびかける
若い世代の民主的結集と成長にとってかけがえのない役割
すべての党地区委員会が、対応する民青地区委員会再建のため力をつくそう
青年支部が果たすべき任務について
党と革命運動の未来を展望して、党機関の系統的なとりくみを
五中総以降の豊かな前進を確信に、総選挙にむけた全党の総決起を
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