第3回中央委員会総会について

2005年4月7日 日本共産党中央委員会書記局 


 一、日本共産党第三回中央委員会総会(三中総)は、四月六、七の両日、党本部の新しい会議場で開かれた。

 一、総会では、志位和夫委員長が幹部会報告をおこなった。報告は、昨年八月の二中総以後の活動を概括したあと、第一の主題として、憲法改悪問題の現局面の特徴、この問題でいま必要な訴えの内容、運動のすすめ方・展望などを解明しつつ、憲法改悪反対の一点で国民多数派を結集するたたかいに、党の真価を発揮して全力でとりくむことをよびかけた。

 第二の主題として報告は、内外情勢の焦点となる問題にふれ、民主党の「脱野党宣言」などを通じて「二大政党づくり」の本質が国政での「オール与党」化であることが明らかになり、まっとうな野党としての日本共産党の役割がいっそう鮮明になっていることを強調した。戦後最悪の大増税・負担増路線の問題、日米軍事同盟の侵略的な大変質の問題について、その内容の重大さを具体的に解明しつつ、たたかいの方向と日本共産党の役割を明らかにした。

 報告は第三の主題として、第二十四回党大会を来年一月に招集することを提案し、それにむけて「党勢拡大の大運動」にとりくむことをよびかけた。報告は、次の国政選挙を展望しつつ、「大運動」で必ず実現すべき目標を明確にした。「憲法改悪を許さない国民的多数派を結集できる党をつくろう」など四つのスローガンに集約する形で、「大運動」の国民的意義を強調し、運動をどう成功させるかの方向を詳述した。

 報告は第四に、きたるべき国政選挙への備えの問題、この間の貴重な教訓を踏まえた中間地方選挙のとりくみ、七月に迫った東京都議会議員選挙の意義と全国的支援についてのべた。

 一、この報告にもとづく討論では、二日間で三十八人が発言した。

 一、志位委員長が幹部会を代表して、討論の結語をのべた。志位委員長はそのなかで、幹部会の提起が積極的に実践的に受けとめられたとのべ、二中総後の全党の努力でつくってきた党の前向きな変化と「大運動」の提起がかみ合ったことを強調した。若い世代のなかでのとりくみが討論で深められたことをとくにあげ、「大運動」期間中にすべての中央役員が若い世代のなかの活動に自らとりくむことをよびかけた。決定の徹底でも、「大運動」でも初動が大事であると訴えた。

 一、総会は、幹部会報告と結語を全員一致で採択した。総会は、全員が「大運動」の先頭に立って奮闘することを誓い合って閉会した。

2005年4月8日(金)「しんぶん赤旗」より

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