第6回中央委員会総会について

2000年7月19日 日本共産党中央委員会書記局


 一、日本共産党第六回中央委員会総会(六中総)が七月十九日、党本部で、(1)第二十二回党大会招集と党大会の議題について、(2)当面の情勢と課題について、(3)その他、を議題として開かれた。

 一、総会は、議題と日程を承認したあと、市田忠義常任幹部会委員・書記局次長が、党規約第二十五条にもとづき、第二十二回党大会の招集(規定では今年九月が期限)を延期して、今年十一月二十日に招集すること、大会の議題は(1)大会決議と中央委員会報告、(2)党規約の一部改定、(3)中央委員会の選出、(4)その他、とすることを提案した。総会は、この提案を全員一致で承認した。

 一、続いて志位和夫書記局長が、幹部会を代表して六中総への報告をおこなった。志位書記局長は、(1)総選挙の結果について、(2)選挙総括の基本的方向について、(3)当面する政治問題について、(4)党大会をめざす党活動について、(5)参院選、都議選、中間選挙での前進をめざして、の柱で報告した。このなかで、総選挙の総括と教訓については、この中央委員会では基本的方向を明らかにするにとどめ、次の中央委員会・党大会に向けて党内外の意見にさらに耳をかたむけ全面的に明らかにしたいとして、政策論戦、反共攻撃とのたたかい、党の質的、量的な力量の問題についてのべた。とりわけ、どんな攻撃がおこなわれても、それをはねかえして、国民本位の国政改革を進める力をもつ、量質ともに強大な日本共産党の建設が重要であるということが選挙をたたかった同志たちの共通の痛切な思いだと強調した。

 当面する政治問題では、(1)中尾問題――公共事業の浪費・利権構造に抜本的改革のメスを、(2)「そごう」問題――税金投入を許さず、大銀行への税金投入の枠組みの撤廃を求める、(3)消費税増税を中心とする庶民増税に反対する国民的共同を、(4)沖縄サミットをめぐって――米軍基地と日本外交、の四つの問題について、見解をのべた。

 党大会をめざす党活動では、国民のくらしを守る草の根からのたたかいとともに、「党員拡大を重点とした党勢拡大の大運動」と党の質的強化を呼びかけた。

 一、総会では、幹部会報告にもとづいて、二十人が発言した。

 一、最後に、志位書記局長が討論についての結語をおこなった。そのなかで、幹部会報告が示した総選挙総括の基本的方向、反共攻撃への反撃の問題、「党員拡大を重点とした党勢拡大の大運動」の呼びかけにたいする積極的討論の特徴と全国からの多数の共感や歓迎の声を紹介しつつ、党大会に向けての「大運動」を必ず成功させることを共通の決意として確認したい、とのべた。

 一、総会は、幹部会報告と結語を全員一致で採択した。

 一、総会は、今中せつ子中央委員より、特別養護老人ホームの施設長に就任したため中央委員を辞任したいとの申し出を受け、それを承認し、中央委員の任を解いた。

 


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