中央舞台・オープニング みせます 聞かせます

荒馬座.jpg 初日の6日、秋空に響きわたる太鼓の音で、開幕を告げるのは「九条木遣り太鼓」。1966年に結成され、「首都圏に民族文化の花を咲かせよう!」の合言葉のもと、活動している「荒馬座」です。

 

(写真)「九条木遣り太鼓」の熱演風景(荒馬座提供)

 

 「木遣(や)り」とは木を切り出して山から降ろす際などに歌われた労働歌だといいます。

 「民族芸能とは本来、圧政や自然災害の苦しみをはねのけ、天下太平や幸せへの民衆の祈願を表現し、受け継がれてきたもの」と話すのは、企画制作部の貝塚理子さん。そうした伝統の普及を志す座員の平和への思いを託した演目で、「ぜひこれを赤旗まつりでやりたい。歌詞を聞いてほしい」。

 開幕宣言に続く「寿太鼓」は、豊年満作を願う祭りから着想を得たもので、準座員(別に仕事をもちながら、荒馬座をサポートするメンバー)が参加します。「壱の曲」は小太鼓を俵に見立ててかつぎ、男たちが力自慢をしている振りや囃子(はやし)が特徴。「参の曲」では大きな太鼓をたたき、祭りの風景をイメージした躍動的な農業賛歌だといいます。

 荒馬座のみなさんは、「みんなに元気を与え、明日が見えてくる」舞台にしたいと意気込みを語りました。

 

●7日 うたごえ合唱団 沖縄連帯の歌ともに

 

うたごえ.jpg 7日は、うたごえ合唱団のみなさん。ステージいっぱいの200人の声が会場に広がります。

 

(写真)中央舞台でうたごえを響かせる合唱団(前回の赤旗まつり)

 

 日本のうたごえ全国協議会は、今年5月、ニューヨークで開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議の市民行動に100人の代表団を送りだし、平和のうたごえを届けました。和太鼓や「ウィ・シャル・オーバーカム(勝利を我らに)」の歌は、核廃絶の熱い思いを持ち寄った参加者を励まし、心を一つにしました。

 10月中旬に開かれた日本のうたごえ祭典in長崎で、歓迎のあいさつをした田上富久長崎市長は「会場が一つになる歌の力はすごい」と話し、その場で「ウィ・シャル・オーバーカム」を口ずさみました。

 同協議会の小澤久事務局長はいいます。「被爆65年の今年、核兵器をなくそうと積極的に取り組んできた1年の集大成となるステージです。そして、もう一つ、基地撤去へたたかう沖縄との連帯の気持ちを込め、『沖縄を返せ』を会場のみなさんといっしょに歌い、交流したい」

 当日は、「アメイジング・グレイス(池辺晋一郎編曲)」なども演奏します。

2010113()「しんぶん赤旗」)

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