日本共産党

銀行等株式保有の制限法改悪案  反対討論

2003年7月24日 参議院 財政金融委員会 日本共産党 大門実紀史議員

 本法案に反対の討論を行います。

 峰崎先生からございましたので、結論だけ簡潔に申し上げたいと思います。

 そもそも本法律に、銀行に八%の売却時拠出金を義務付けたのは、銀行に最小限の自己責任を求めるためでございました。今回の改正は、要するに銀行が使いづらいからといって売却時拠出金を廃止し、代わりに国民の負担のリスクを高めるものにほかならないというふうに思います。

 小泉内閣の経済失政で招いたデフレの深刻化、あるいは株価の低迷の結果生じた銀行保有株の含み損を国民負担に回す、何がどうなればこういう発想になるのか私は信じられませんが、こんな理不尽な法改正は認めるわけにはいきません。

 以上の理由から、断固反対し、私の討論を終わります。


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