私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました平和祈念事業特別基金等に関する法律の一部を改正する法律案、独立行政法人通信総合研究所法の一部を改正する法律案及び地方公務員災害補償法の一部を改正する法律案の三法案すべてに反対の討論を行います。
最大の理由は、この特殊法人改革全体が看板の掛け替えにすぎず、改革の名に値しないものだからであります。国民が期待する特殊法人改革は、無駄な部分を思い切って削減をする、国民生活に必要な部門は拡大、充実させること、そして官僚の天下りをなくして、利権と癒着構造にメスを入れることであります。ところが、本法案にはこうした国民の期待にこたえる内容の改革は皆無であります。
さらに、個別に見れば、平和祈念事業特別基金等に関する法律の一部を改正する法律案は、戦争犠牲を銘記しかつ永遠の平和を祈念する事業について国の責任を縮小するものであります。
独立行政法人通信総合研究所法の一部を改正する法律案では、自ら研究を行う通信総合研究所と、自ら研究組織を持たない通信放送機構を統合するものでありますが、その合理的理由は見いだせず、かえって研究開発力を低下させかねない問題点があります。
地方公務員災害補償法の一部を改正する法律案では、看板の掛け替えで、基金の原点に照らし、補償に先立つ認定審査の公正、公平な運営への改善が全く見当たらないものであります。
日本共産党は、真の特殊法人改革に全力を尽くすことを表明して、反対の討論を終わります
* 討論は、通例、採決に際して、賛否の違う場合、各会派がその態度と理由などを述べます。
特に、反対会派が、反対の理由、法案の問題点について述べます。
*委員会名、法案名等については、略称、通称等で記載している場合があります。
日本共産党国会議員のホームページ 衆議院議員 参議院議員 もご覧ください。
質問や法案の中身、国会の動きがよくわかる「しんぶん赤旗」をぜひお読みください。【最近の記事】
機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。
日本共産党トップページはこちら
著作権:日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp