■TPP激震ルポ 青森県
今はうそつき呼ばわり 自民県議「反対叫んだ私は愚かでした」
コメ農家 農業滅びてもいいのか
リンゴ農家 人をだます政党はだめ
反対貫く共産党に期待
「人をだます政党はだめだ」。安倍晋三首相が、環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加を表明したことに、いま、「公約違反」「農業をつぶすのか」という怒り、不信が噴出しています。リンゴとコメ生産が盛んな青森県を訪ねると―。
■「ネズミ1匹」じゃすまない
福島 原発事故の異常
いまだに設備は仮設だらけ 東電に通報遅れに住民抗議
「収束宣言」の撤回を 日本共産党福島県議団団長 神山悦子さん
福島第1原発で、停電により使用済み核燃料の冷却が約30時間も止まる重大事故が起きました。直接の原因は、「ネズミ1匹」でしたが、それではすまない重大問題が―。
■沖縄新基地 埋め立て申請 ウミンチュ怒り
きれいな海を返して 宜野座漁協 城間盛春組合長
赤土汚染で今も被害 金武漁協 許田正則組合長
サンゴも海藻も死ぬ 石川漁協 若津武徳組合長
沖縄県民が総ぐるみで反対しても、安倍首相は米軍普天間基地(宜野湾市)の"県内移設"という日米首脳会談での約束を最優先。名護市への新基地建設にひた走る―。防衛省が22日、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)の埋め立て申請を突然、強行したことに、すさまじい沖縄の怒りが。「海が死んでしまう」と訴える、ウミンチュ(漁師)の声を聞きました。
■県都の市議選 富山 4月7日告示
国保・介護 値上げストップ 1議席増めざす共産党
「オール与党」が再開発に巨費、2億円の貸し自転車
富山市長選・富山市議選(定数40=2減)が4月7日告示、14日投票で行われます。日本共産党は、市長選挙には「市民の会」の吉田おさむ候補を推薦、市議選には赤星ゆかり(48)、中山まさゆき(59)=以上現=、田中あきら(62)=新=の3候補を擁立。現有2議席から8年ぶりに3議席回復をめざし、「市政に福祉の心を取り戻そう」と奮闘しています。
■吉沢久子の四季折々
「今日が一番いい日」
今年1月に95歳を迎えられた、吉沢久子さんの人気のエッセー。今回は春に向けての思いを語ります。
■イタリア映画「海と大陸」の監督 エマヌエーレ・クリアレーゼさん
不法移民の体験を胸に描く 難民めぐる漁師の葛藤
「映画は社会を映す鏡です」と、イタリアの監督エマヌエーレ・クリアレーゼさん。4月6日公開の「海と大陸」は、地中海の漁師の世界から難民問題を鮮烈に描く、現代イタリアを代表する作品の一つです。作品をめぐって監督に聞きました。
■アンデパンダン展 目立つ震災、原発題材 京都、広島へも巡回
日本美術会が主催する「第66回日本アンデパンダン展 時代の表現、生きる証」が東京・六本木の国立新美術館で4月1日まで開催中です。フランス語で「独立」を意味する展覧会。非審査、自由出品で、絵画や彫刻、立体など多様な757人の作品1100店余りが並びます。
■NHK 地域発ドラマ 土地に根差した独特の味わい
岐阜・父の花、咲く春 徳島・狸な家族 千葉・菜の花ラインに乗りかえて
NHKの地方局が制作する「地域発ドラマ」が登場します。その土地の自然や文化に根差した人間物語は、独特の味わいがあります。
■4月2日こけらおとし 「危機」越え 新装・歌舞伎座
庶民の娯楽の底力 アナウンサー・古典芸能解説者 葛西聖司
4月2日にこけらおとしを迎える新歌舞伎座。開場直前に、中村富十郎、中村又五郎、中村雀右衛門、中村芝翫という人間国宝や、勘三郎、團十郎を失い「歌舞伎の危機!」という声も。はたして? アナウンサーで古典芸能解説者の葛西聖司さんが展望を語ります。
■特別支援学校 足らない教室、カーテンで仕切り
設置基準ないのは大問題 各地で運動
教室をカーテンで仕切り2クラス分に、他校の教室を借りて分教室に...。障害のある子どもたちが通う特別支援学校の過密化・教室不足が全国で深刻な問題になっています。
■家族と投票行きたい 茨城・牛久 名児耶匠さん
成年後見制度 選挙権認める
はく奪は違憲で無効 東京地裁が判決
公選法改正を早く 日本共産党参院議員 井上哲士さん
成年後見人をつけると選挙権が失われることをご存じですか―。この公職選挙法の規定は憲法に違反するとの知的障害のある女性の訴えを裁判所が全面的に認めました。成年後見人がついている高齢者や障害者は13万人超。一刻も早い法改正が求められます。
■原発事故が妻奪った
東電提訴 渡辺幹夫さん(62)福島県川俣町
何もしなければ「ただの自殺」にされる
「原発事故さえなければ、女房は死を選ぶこともなかった」―。福島県川俣町の自宅で渡辺幹夫さん(62)は、妻・はま子さん(58)=当時=の遺影を見ながら静かに話します。「泣き寝入りはしない」と自殺者遺族として初めて、東京電力に損害賠償を求め裁判を起こした幹夫さん。その思いは...。
日本の四季光彩 富田文雄
早春の榛名梅林 群馬・高崎
■この春 新紙面
新企画 このひとに聞きたい
楽しく花育て ガーデナー・丸山美夏さん
季節のスイーツ お菓子研究家・本間節子さん
知ってトクする ジョギングいい気分 立正大学教授 山西哲郎さん
日ごろ日曜版をご購読いただき、大変ありがとうございます。4月は、転勤・転居の季節です。引き続き日曜版をご購読いただきますよう、よろしくお願いいたします。日曜版には、4月から順次、新企画や好評コラム「風の色」の新執筆者が登場します。大マスコミが書かない「本当」をいっそう、鋭く、わかりやすくお届けします。また、家族で楽しめ、くらしに役立ち、生きる勇気がわく紙面の魅力にますます磨きをかけます。ご期待ください。
■日曜版「紙面モニター」募集
日曜版編集部は読者のみなさんの声をよりいっそう紙面づくりに生かすため、新たに「紙面モニター」を募集します。日曜版の紙面について、アンケートに月1回、インターネットの電子メールで答えていただきます。任期は4月から1年間。任期終了時に図書カードを進呈します。募集は50人です。◆応募は電子メール hensyukoe@jcp.or.jp でお願いします。件名に「日曜版紙面モニター応募」と明記し、①住所②氏名③年齢④性別⑤日曜版購読期間(年、月数)をお書きください。応募多数の場合は選考し、モニターに決まった方には4月末ごろ電子メールでアンケートをお送りいたします。◆締め切り:4月14日
■エッセー 風の色 新執筆者紹介
アルパ(南米ハープ)奏者・上松美香さん
女優・木内みどりさん
映画監督・関口祐加さん
ツアーコーディネーター・永松真紀さん
元サッカー日本代表・宮本ともみさん
人気のエッセー「風の色」。4月7日号からの1年間、執筆される5人の方を紹介します。
アルパ(南米ハープ)奏者・上松美香さん。長野県安曇野市出身。1998年、パラグアイの「グアランバレフェスティバル」で金賞および特別賞を受賞。2000年にCDデビュー。コンサートやメディア出演で日本全国にアルパを広める。
女優・木内みどりさん。「夫・娘・子犬と暮らしています。旅、旧車、ご飯を作ることが好きです。月に1回、紙面でお会いします。お手紙ください」(自己紹介)
映画監督・関口祐加さん。2010年1月、アルツハイマーと診断された母と暮らすために、29年間住んだオーストラリアから帰国。12年7月、母親を被写体にした映画「毎日がアルツハイマー」が公開されロングランヒット中。
ツアーコーディネーター・永松真紀さん(ケニア在住)。2005年、伝統生活を送るマサイの第二夫人となり、夫とともにコミュニティーサポート、マサイエコツアーや日本での講演会に力を入れている。著書『私の夫はマサイ戦士』。
元サッカー日本代表・宮本ともみさん。1997年プリマハムFCくノ一(現伊賀FCくノ一)入団。2005年に出産後、06年復帰。なでしこリーグ通算228試合出場。日本代表国際Aマッチ77試合出場、13得点。12年に現役引退。
■ほかにこんな記事が
▽<日曜クイズ>第2777回 正解者には抽選で100人に景品をお送りします。▽<クイズでごジャレ>第444回 小学生限定のクイズ。正解者に抽選で50人に賞品。
▽<連載小説「大江戸ドクター」作:和田はつ子、絵:安里英晴>《39》七話・瓢箪から駒(三)
▽ <リレーエッセー 風の色>自然体で これからも バイオリニスト・礒絵里子さん
▽ <やく・みつるの小言・大言>その443
▽ <連載漫画「山の奉行ものがたり」作:青木朋>その十二
▽ <マリン先生の虹色ノート>51 クラス最後 春の祝い 小学校教諭・真咲倫子さん
▽ <スポット>自然体で これからも バイオリニスト・礒絵里子さん
▽ <知ってトクする図書館活用法>⑫ 時事情報を提供する 公立図書館司書・田中健美さん
▽ <にちようシネマ館>「シュガー・ラッシュ」「ボクたちの交換日記」「アンナ・カレーニナ」「ジャックと天空の巨人」
▽ <本立て>上脇博之著『なぜ4割の得票で8割の議席なのか いまこそ、小選挙区制の見直しを』、森川すいめい著『漂流老人ホームレス社会』、秋山岳志著『自転車が街を変える』
▽ <経済これって何?>デフレの原因は? 貨幣供給は十分 賃金減が問題 経済学者・萱原歩さん
▽ <電話相談>「警察官の職務質問受けた ナップザックにナイフが」
「文化祭のあと、不登校に 私がダメな子だからか?」
▽ <囲碁・将棋>6カ月で1級から五段位まで 実力認定テスト〈第396回〉 出題者 将棋・永瀬拓矢五段(第43期新人王)、囲碁・金沢真三段(第37期新人王)
▽<詰 碁>結城聡九段<詰将棋>伊藤果七段<詰連珠>岡部寛八段
▽ <読者の文芸>短歌、俳句、川柳
▽ <つ り>天然ヤマメ 放流ものとはひと味違う 山梨・小菅川
▽<1週間のおかず>「豆腐ステーキのしらすネギソース」「サケとキャベツの中華蒸し」ほか
▽ <うれしい一品>奥薗壽子さんの「サバ缶ずし」