志位委員長 日本政府に提言 中国大使と会談
尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題をどう解決するか―。日本共産党の志位和夫委員長が20日、「外交交渉による尖閣諸島問題の解決を」との党見解・提案を発表、野田内閣の藤村修官房長官、中国政府の程永華駐日中国大使と相次いで会談し、その実現を求めました。全文を7面に掲載しています。(全文)
尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題をどう解決するか―。日本共産党の志位和夫委員長が20日、「外交交渉による尖閣諸島問題の解決を」との党見解・提案を発表、野田内閣の藤村修官房長官、中国政府の程永華駐日中国大使と相次いで会談し、その実現を求めました。全文を7面に掲載しています。(全文)
日米両政府が19日に出した「安全宣言」でも、4月と6月の墜落事故についての両国の調査でも真正面から検討されなかったオスプレイの構造的欠陥とは? この問題を長年、追求してきた米専門家に話を聞きました。
大阪市の橋下徹市長は「日本維新の会」の結党を宣言、国政進出に乗り出しました。その理念や政策を示したのが「維新八策」。同党の「綱領」と位置づけられました。どんな日本をめざし、国民になにをもたらすのか。橋下氏の発言も含めて主な内容を見てみると―。
謎解きです。風船の中に風船があります。どうすれば、中の風船だけを割ることができるでしょうか。ヒントは虫眼鏡を使います。
高い競技性、過去最高の観客数など障害者スポーツの新たな時代を開いたロンドン・パラリンピック(9月9日閉幕)。それを現地で"体感"し、各国の実情をつぶさに調査してきた、日本パラリンピアンズ協会の大日方邦子副会長に聞きました。
京都府南部で8月14日未明に発生した記録的な豪雨から1カ月半。復旧がすすむ一方、河川改修の遅れや府の職員がすぐに現場に到着できなかったこと、山間地の開発などの問題点が改めて浮き彫りになっています。
「絶対食らいついていきます」。気合みなぎる23歳。3人芝居「こんばんは、父さん」(作・演出/永井愛)の稽古中です。「永井さんの『ダメ出し』が千本ノックみたい(笑い)。でもうれしいです。きっと、成長できると思うから」。舞台は廃工場。70代の元社長(平幹二朗)が、長年離れて暮らす息子(佐々木蔵之介)と元社長を追ってきた青年(溝端)に出会います。
日本共産党は25日、「『即時原発ゼロ』の実現を―日本共産党の提言」発表、志位和夫委員長が藤村修官房長官と会い、政府に提言の実現を申し入れました。(全文)
首相官邸前抗議行動を続けている首都圏反原発連合が25日、初の経団連会館前抗議行動を呼びかけ、日本経団連が入る東京・千代田区大手町の経団連会館前に1300人が集まりました。
日米両政府のオスプレイ「安全宣言」を受けて21日、同機12機が7月下旬から一時駐留する米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)では試験飛行が始まりました。「オスプレイを飛ばすな」と市民が唱和をするなか、試験飛行に向かうオスプレイが飛び立ちました。
日米両政府は19日、米軍の垂直離着陸機、MV22オスプレイの「飛行運用の安全性を確認」(日米合同委員会への覚書)したと宣言しました。しかし同委議事録は、「ナセル(エンジン格納体)制御の限界」「後方乱気流の影響」による「限界」など、オスプレイにさまざまな「限界」があることを確認。「安全対策」も抜け穴だらけです。
「まるごと紹介! 全部見せます共産党!」―こんな番組名の動画がインターネットサイト「ニコニコ動画」で20日配信され、話題になっています。党本部や赤旗編集局にカメラが入っての生放送。放送時間はなんと5時間超。その内容は―。
民主党の代表選挙(21日投票)で、野田佳彦首相が大差で代表に選ばれました。他方、自民党の総裁選挙(26日投票)では、各候補が憲法改悪など日本の右傾化を競争する姿勢が際立ちました。
日本を代表する電機・半導体企業の大リストラの嵐が吹き荒れています。不当な退職強要を許さないと労働者が立ち上がり、地域経済と雇用を守れと地方自治体が声を上げています。半導体大手・ルネサスエレクトロニクスの工場閉鎖計画の現地、山口県では―。山陽小野田市長の白井博文さん、名古屋大学名誉教授の坂本雅子さんに話を聞きました。
旬の野菜を主役にした手作りおやつを提案する、おやつコーディネーターの山崎しづかさんの「採れたて野菜おやつ」。今回は実りの秋ならではの、カボチャとゴボウを使ったおやつでティータイムはいかがですかということで、「カボチャとメープルのパウンドケーキ」と「ゴボウと白黒ごまのビスコッティ」を紹介します。
今年1月に94歳を迎えられた吉沢久子さんが、季節をつづる人気のエッセー。今回は、暑い夏を終え、少し涼しくなった季節での暮らしをつづります。
津軽三味線奏者の浅野祥さん(22)が、2年ぶり4作目となる新アルバム「パレード」を発表しました。東日本大震災で実家が被災し、被災地で思い至った新たな境地とは...。
親友を憎み、死をも願ってしまった少女。女優の橋本愛さんは、映画「ツナグ」(平川雄一朗監督)でむずかしい役どころを熱演しました。「ここまで追い詰められたのは初めてでした」と撮影を振り返ります。
男子高校生が宝塚歌劇団のミュージカルに挑戦する!? 実話をもとにしたスペシャルドラマ「ハイスクール歌劇団☆男組」が、10月6日(土)放送されます。一つの目標に向かってがんばる高校生の姿を大東駿介さんら若手俳優が熱演します。
「日本政府は逃げずに真正面から対応して」―。旧日本軍の遺棄毒ガス兵器の被害者で原告の丁樹文さん(33)が中国から来日。東京高等裁判所の不当判決(21日)に憤りながらも、日本政府による人道的支援施策の実現を訴えました。24日に超党派で開かれた「化学兵器被害問題の解決を考える院内集会」で、日本共産党の穀田恵二衆院議員は「国の責任をはっきりさせ、真の解決をめざしたい」とのべました。
高齢の親と障害を持つ子どもの世帯で「孤立死」が相次いでいます。行政による見守りの対象からも外れがちです。死に至った事例と関係者の模索をリポートします。
世界の笑顔 関口照生
伝統失う"サン族" ボツワナ共和国
「すべての原発からただちに撤退する政治決断を行い、『即時ゼロ』を実現することを強く要求する」―。日本共産党の志位和夫が記者会見(14日)で提起しました。他方、野田内閣は同日、世論に押され「2030年代に原発稼働ゼロを可能に」という方針を掲げたものの、米国・財界の圧力で抜け穴だらけ。"原発延命策"です。女優の木内みどりさん、首都圏反原発連合の服部至道さんのコメントも紹介します。
米海兵隊MV22オスプレイの日本配備が大きな問題になっています。オスプレイをめぐる米国での動きの現地取材から見えてきた同機の危険をリポートします。
駿河湾から九州沖まで延びる南海トラフ(海溝)沿いで発生する、1000年に1度という巨大地震と津波。最悪のケースで、死者数が東日本大震災の死者・行方不明者の約17倍というショッキングな被害想定が内閣府の専門家会議で8月末にまとめられました。これにどう立ち向かうのか。専門家に聞きました。
9月からポリオのワクチンが生ワクチンから不活化ワクチン(ウイルスが活性を持たないように処理したワクチン)に替わり、回数が増えます。必用なワクチンはほかにもあり、日程が込み合ってきています。予防接種の計画を立ててしっかり受けましょう。名古屋市北病院小児科の近藤知己先生に聞きました。
「生理前になるとイライラする」「生理不順がひどくて、将来、妊娠できるかどうか不安」...。こんな悩みを持っている人におすすめなのが、基礎体温をつけることです。基礎体温をつけると何がわかるの? どんなふうに役立つの? 産婦人科医師の清水なほみさんに教えてもらいました。
7月に大改装した「山の水族館」(北海道北見市)が大人気です。新しくなって2カ月で約10万人が来場しています。さっそく、成田実空さん(7)、鈴木暖也くん(7)といってみました。
「すごい夏休みでした」。ロンドン五輪ですべて泳ぎ終えた後の一言です。400㍍個人メドレーで銅メダル。18歳目前の高校生メダリストは56年ぶりというだけでなく、個人メドレーの表彰台に立つことが、日本男子初の快挙です。しかも"怪物"フェルプスを抑えての堂々たる泳ぎでした。
「2030年代に原発稼働ゼロ」を新エネルギー政策で掲げた野田政権。国民が求める「即時ゼロ」から大きく後退したのみならず、原発を存続させる本音が透けて見えます。日本共産党の志位和夫委員長は14日、国会内で記者会見し、「すべての原発からただちに撤退する政治決断を行い、『即時原発ゼロ』を実現することを強く要求する」と表明しました。同日発表の政府の「革新的エネルギー・環境戦略」について、世論に背き、原発に固執するものと指摘しました。内容を詳報します。島根大学教授(環境経済論)でCASA(地球環境と大気汚染を考える全国市民会議)理事の上園昌武さんのコメントも紹介します。
中国各地で、日本政府の尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化に反発する反日デモが続いています。一部が暴徒化し、日系企業や日本車を破壊する行為も起き、両国間の大きな問題になっています。日本共産党の市田忠義書記局長は17日、埼玉県鴻巣市での演説会で、中国各地で日本人に対する暴力行為や威嚇、日本関連企業や建物への破壊活動がおこなわれていることに触れ、「中国政府は、日本人、企業、大使館の安全確保に万全の対策をとるべきだ」と主張しました。市田氏は「いかなる理由であっても、批判や抗議の意思を暴力で表すことは、どんな場合であれ絶対にあってはならない」と述べ、「日中両国政府は、国民が冷静な行動をとるよう最大限の努力をはらう責任がある」と主張しました。
最近、テレビに映る国内政治ニュースは、民主党、自民党の党首選挙と「大阪維新の会」の動きばかり。しかし、その主張は消費税増税や原発、オスプレイなどの問題で、国民多数が求める方向とかけ離れ、憲法改悪や軍事力強化など反動的な潮流が目立ちます。
東日本大震災から1年半。津波で壊滅的な被害を受けた沿岸部の被災地で課題となっている高台などへの集団移転計画は、なかなか進んでいません。その問題点を大規模移転が計画されている仙台市の現状からみてみると―。
「日本維新の会」をつくり、国政進出を本格化させた大阪市の橋下徹市長。メディアから「第三極」ともてはやされていますが、いま足元の大阪市で、住民の反撃が強まっています。「市政改革」と称して市民サービスを切り捨てようとしていることに反対し、約5カ月間で、のべ90万人分の署名が集まりました。住吉市民病院の廃止問題では―。
国民の生存権を守る最後の命綱である生活保護制度。野田内閣は、その基準を引き下げようとしています。受給者は「いまでも大変なのに、とても生活できない」と声をあげます。これは、増税や医療・介護などの負担増にも広く連動する問題です。朝日訴訟の会理事の朝日健二さんにも話を聞きました。
赤いレンガ造りの建物が美しい富岡製糸場(群馬県富岡市)。1872年(明治5年)、フランスの技術を導入した、日本で初めての官営模範製糸場です。政府は「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産としてユネスコ(国連教育科学文化機関)に推薦することを決定。今、訪れる人が増えています。女性史研究家の山本千恵さんにも話を聞きました。
「3・11」以前から、原発の危険性を数十年にわたり告発してきた福島県在住の詩人、若松丈太郎さん。予見的な作品がいま、改めて注目されています。若松さんが住む南相馬市を訪ねました。
夫婦のおかしなすれ違いに、秘めた傷が浮かびます。劇団民藝公演「冬の花 ヒロシマのこころ」は、瀬戸内の島に暮らす被爆者の物語。同劇団の鈴木智さんと樫山文枝さんです。
谷山浩子は1972年のデビュー。ROLLY(ローリー)は1990年にバンド「すかんち」のボーカル&ギターとしてデビュー。どちらも大変個性的なアーティストです。この3人がともにつくり上げたアルバム「ROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団」(ヤマハ)が12日に発売されました。魅力をフリーライターの寧樂小夜さんが語ります。
日本の侵略戦争はアジア、特に朝鮮半島や中国の人々に甚大な被害を及ぼしました。戦後67年がたついまも、戦後補償問題は未解決のままです。80歳を超えた被害者が各地の集会で尊厳回復と生あるうちの解決を訴えています。
パイロットなど165人を大量解雇した日本航空(JAL)。一昨年2月の上場廃止後、19日に史上最速で再上場を果たしました。しかしその裏で株をめぐるぬれ手で粟(あわ)のぼろもうけが...。
世界 野生の花風景 高橋修
世界最大との出合い マレーシア
9日開かれた「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」。会場の沖縄県宜野湾市の宜野湾海浜公園は10万1000人(主催者発表)の参加者で埋め尽くされました。基地問題で開かれた県民大会では、過去最大規模です。集会のもようを詳報します。作家の澤地久枝さんにも話を聞きました。
東日本大震災と福島原発事故から1年半。深刻な被害に苦しむ福島県では今も、16万人を超える人たちが県内外での避難生活を余儀なくされています。日本共産党福島県議団は、昨年11月の県議会議員選挙で3議席から5議席に躍進した力で県議会と県政を動かしています。
原発事故被害と立ち向かい、草の根から復興を目指す動きが福島県内で広がっています。「浜通り農民連」が中心となって建設中の新しい交流拠点「野馬土(のまど)」プロジェクトもその一つです。「野馬土」は12月、相馬市にオープンします。浜通り(福島県沿岸部)を貫く国道6号沿いに、農産物の直売店や放射能検査設備のある農産物保管所、事務所、気軽に集えるカフェが誕生します。
9月17日は敬老の日です。被災地や沖縄、そしてスポーツと、元気に活躍する高齢者を紹介します。
熊本県南部を流れる「日本三大清流」の一つ、球磨川の県営荒瀬ダム(八代市坂本町)。その撤去工事が1日、始まりました。全国初のダム解体事業。流域住民らは、悲願の清流再生へ希望を膨らませています。
立木早絵(たてき・さえ)さんは、19歳。「シンガー・ソングライター(見習い中)」です。15歳のころから、「全盲のチャレンジャー」として、何度もテレビに登場してきました。初の著書『夢を見る力』の刊行を機に思いを聞きました。
ナチス支配下のポーランドで、コソ泥の水道管修理工がユダヤ人救出にかかわった--。「ソハの地下水道」は、これまでのホロコーストを描いた映画と一味違います。来日したアグネェシュカ・ホランド監督は、「主人公の人間味が、この作品に取り組ませたもとだった」と語ります。
「パラリンピアンが限界という"雲"を取り払ってくれた」。9日、ロンドン・パラリンピックの閉会式で、大会組織委員会のセバスチャン・コー会長はこう語りました。12日にわたる164カ国・地域、約4200人の選手のがんばりは、人間の"無限の可能性"を見せてくれました。後半のハイライトもあわせ、振り返ります。
南米の民族楽器アルパ奏者としてデビュー12年。アイドル的存在だった彼女も、いまや第一人者。今月東京で開かれる第3回アルパ・グランフェスティバルをプロデュースします。
9日開かれた、「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」には、基地被害に苦しめられている住民が、さまざまな思いで参加しました。日本共産党の志位和夫委員長も県民大会に参加し、大会実行委員会共同代表の翁長雄志那覇市長や照屋義実県商工連合会会長、平良菊県婦人連合会会長らと連帯のエールを交換しました。
国民の苦しみをよそに、民主党、自民党が混迷の党首選びを演じる一方、マスコミが「第三極」と持ち上げる「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)が8日、国政進出を決めました。民主、自民、みんなの党の国会議員7人をかき集めて公開討論会(9日)を開き、国政新党「日本維新の会」設立を打ち出しましたが、その実態をみるととんでもない内容が--。
フロリダでのオスプレイ墜落事故(6月)は人為的ミスが原因ではなく、空軍の規定通り飛行したのに墜落した--。米軍の垂直離着陸機オスプレイの構造的欠陥を指摘してきた元国防分析研究所(IDA)主任分析官アーサー・レックス・リボロ氏が日曜版の取材に応じ、重大な証言をしました。
パナソニック4万人、NEC1万人など計13万人--業績不振を理由に、電機業界で吹き荒れるリストラの嵐。これに対し労働者の反撃が始まっています。
かわいい孫と過ごす幸せな時間。でも、孫育てには結構大変なことも...。ママやパパとの関係も、その一つです。ばぁばとじぃじの上手な関わりかたを、NPO法人福祉広場理事長の池添素さんに聞きました。
性の受け止め方は、時代と共に変遷します。1999年、避妊用の低用量ピルが厚生労働省の認可するところとなりました。その意味について今回は考えます。
日本ろう者劇団が、巌流島の決闘400年を記念して創作演劇「小次郎×武蔵」を上演します。どんな演劇なのか。稽古場を訪ねました。
東日本大震災から1年半。秋に公開される、震災と原発事故に関連したドキュメンタリー映画を紹介しします。被災者の悲しみと怒りを直視し、真の希望を見いだそうとする、制作者たちの覚悟が伝わる3作です。
「違法な情報収集」と裁判所の判決(今年3月)で断罪された自衛隊の国民監視活動。日本共産党の志位和夫委員長が告発し、裁判に訴えられて審理しているさなかでも問題の国民監視を平気で続けていました。懲りない面々の実態は--。
兵器調達をめぐる疑惑がまた発覚しました。不正受注疑惑が浮上しているのは、防衛省が川崎重工業(川重)に新規に国産開発を依頼したヘリコプター。この背景には長年にわたって築かれてきた癒着の構図が...。
日本の山 四季折々 新井和也
富士と秋の花々 三つ峠
東日本大震災から11日で1年半。いま被災地で、国民健康保険税(料)減免など国の被災者支援削減が大問題に。そのなかで被災者を守る、自治体と日本共産党の取り組みが注目されています。岩手県陸前高田市からリポートします。陸前高田市長の戸羽太さんに聞きました。
ジーンズ柄にハート模様、キラキラのデコレーション―。「かわいいつえを作りたい」と、つえに装飾を施し、注目を集めている、ステッキアーティストの楓友子(ふゆこ)さん(25)=埼玉県川口市=。つえに込める思いを聞きました。
障害者のスポーツ祭典、ロンドン・パラリンピックは8月29日(現地時間)に開幕し、9月9日までの12日間に20競技、503種目で熱戦をくりひろげています。今大会は、史上最多の164カ国・地域から約4200人の選手が参加。日本選手は、17競技に134人が参加しています。前半のハイライトやパラリンピック発祥の地からのリポートを―。
映画監督で作家の西川美和さんが、初めて戦争を題材にした小説『その日東京駅五時二十五分発』を刊行しました。作品への思いを聞きました。
再発乳がん。厳しさはあっても、そう悲観することもないらしい。新たな薬剤が次々と登場しているから。有効な治療法を選び、治療を続け、元気に過ごすことも可能です。"鍵"は上手な副作用対策という。再発がん治療の目的が明らかにされています。症状緩和、症状発現の先送り、延命の三つ。浜松オンコロジーセンターの渡辺亨院長に聞きました。
一円玉やジャガイモが磁石に反応する? 福岡県久留米市にある青少年科学館の"サイエンスショーと工作教室"で「実験名人」益田孝彦先生といっしょに学びました。
『こんちき号北極探検記』(講談社)は、昨年6月から1カ月にわたる北極の旅の記録です。「ホッキョクグマの故郷が見たい」と出かけた現地でのスケッチを原寸大で収録しました。「ほとんど色の無い世界でした。あるのは時間、氷河、生きものです。北極は不毛というイメージでしたが、プランクトン、何十万羽も見た海鳥にアザラシと海は非常に豊か。命がたくさんありました」
東日本大震災で甚大な被害を受けた沿岸部。震災から1年半、被災地の基幹産業である水産業の復興はどうなっているのか―。宮城県石巻市の現状を取材しました。宮城県漁連会長の菊地伸悦さんにも話を聞きました。
米空軍は今年6月、住民の強い反対を受け、米西部ニューメキシコ・コロラド両州でのオスプレイなどの低空飛行訓練を先送りすると発表しました。ハワイでは米海兵隊がオスプレイの訓練の一部中止を決定していますが、米本土でも反発が強いことを示しています。現地を訪ねると―。世界遺産タオス・プエブロに隣接するタオス市のコルドバ市長にも話を聞きました。
8月に台風直撃で延期になっていたオスプレイ配備に反対する沖縄県民大会が9日、宜野湾市の宜野湾海浜公園で開かれます。県議会全会派、沖縄県市長会などでつくる実行委員会に164の共済団体(3日現在)が加わりました。県民大会史上初めて沖縄経済界が大会実行委の共同代表に名を連ね、文字通り"オール沖縄"の大会となります。宜野湾市上大謝名自治会会長・大城ちえ子さん、新城区自治会会長(宜野湾市自治会長会の前会長)の與那覇政勇さんのコメントも紹介します。
いま、日本の政党の姿が問われています。民主、自民、公明の「消費税増税」連合の行き詰まりと破綻。看板だけは新しいが、政治の内容も顔ぶれも古い「維新」。他方、国民の切実な願いにこたえ、草の根からの活動で政治の転換に取り組む日本共産党―。違いが鮮明です。
日本共産党の志位和夫委員長は、NHK番組「日曜討論」(2日)で、きたる総選挙や来夏の参議院選挙にのぞむ見解や、党躍進への決意を表明しました。最近の政党状況について政治解説者で元テレビ東京解説委員の篠原文也さんに聞きました。
死者数が最大32万人―。国の有識者会議が公表(8月29日)したマグニチュード9級の南海トラフ巨大地震の深刻な被害想定が国民に衝撃を与えています。そのなかで原発の危険性があらためて問題に。震源域にある中部電力浜岡原発は、現在建設中の防潮堤を上回る最大19㍍の津波に襲われると予想されています。東芝で原子炉格納容器を設計していた後藤政志さん(ストレステスト意見聴取会委員)にも話を聞きました。
日本軍「慰安婦」問題で、橋下徹大阪市長が「強制連行の確たる証拠はない」と発言(8月21日)するなど、歴史を否定する動きが出ています。歴史的事実はどうか、解決には何が必要か―。あらためて考えます。
ひとり暮らしの男性が増え、65歳以上の男性の9人に1人にもなります。「ひとり暮らしには不自由と自由の両面があることを知って、自立して前向きに生きる力をつけたいですね」と、精神科医の聖路加大学教授・保坂隆さんはいいます。そのヒントを聞きました。
夏の間活躍した浴衣。自宅で洗って来年まできれいにしまう方法を、和文化研究家の三浦康子さんが伝授します。
「みんなキャラクターがたっているので、のまれないようにしたい」と笑う永山絢斗(けんと)さん。ドラマスペシャル「親父がくれた秘密~下荒井5兄弟の帰郷」(原作・大泉洋)で5人兄弟の末っ子を演じます。「僕自身、男兄弟の末っ子なので、その感じが出せれば...」
8月、トータス松本の新作「NEW FACE」がリリースされました。「痛快だ。どの曲もヌケがいい」という音楽評論家の山浦祐介さんが、新作の魅力を語ります。
国民年金の保険料を過去10年間(現在は2年間)さかのぼって納められる後納制度が、10月から始まります。これによって、年金額が増え、無年金が解消できる場合があります。制度の活用法と注意点について、社会保険労務士の長谷川陽子さんに聞きました。
米空母艦載機などによる飛行訓練が頻繁に行われている群馬県。その上、米海兵隊のオスプレイの低空飛行訓練ルートになっていることが明らかになり、住民、自治体の反対や懸念の声が高まっています。
日本の山 四季折々 新井和也
富士と秋の花々 三つ峠
いま安全性が大問題になっている米軍の欠陥機、オスプレイ。日本では住民の反対も押し切って配備・訓練が強行されようとしていますが、米国内では環境への悪影響から訓練延期・中止の決定が続いています。そのひとつ、ハワイを訪れ、住民の懸念を聞くと、驚くような実態が―。現地ルポです。8月27日参院予算委員会で井上哲士議員は米国のニューメキシコ州やハワイで、住民の批判を受けて、オスプレイの訓練が先送りや中止になった事例もあることを指摘しました。
死者・行方不明者1万9000人にのぼった東日本大震災。津波に襲われた沿岸部の遺体安置所で、傷ついた遺体の復元ボランティアを続けた女性がいます。岩手県北上市の納棺師、笹原留似子(るいこ)さん(40)です。死者の顔に安らかな笑みを戻し、遺族の深い悲しみに寄り添いながら、「悲しみが生きる勇気に変わるように」と願います。
6月からの北米の干ばつ・熱波、シベリア西部などの猛暑、中国北部などの豪雨...。観測始まって以来という異常気象が、日本だけでなく、世界で続発しています。何が起こっているのでしょうか。
なんとかしなければ、と思う。就活に失敗して自殺するのもそう。最近、急増中という。人生これからのときです。自殺を防ぐ、を。精神科医で若者の自殺を研究している秋田大学保健管理センター所長の苗村育郎教授に聞きました。
今年は、「混パ」といわれる"熱い"夏が続いています。昨季、独走したソフトバンクから3本柱(和田毅、杉内俊哉、ホールトンの各投手)が抜け、開幕前から競り合いは、予想されましたが、混戦となっています。野球評論家の衣笠祥雄さんが、終盤のパ・リーグのポイントを解説します。
上野動物園(東京都台東区)でふしぎな"親子"を見つけました。子どもは白い体に黒い顔、くちばしがへらのような平たい形のクロツラヘラサギです。両親は体が黒いホオアカトキ。顔が赤く、くちばしは細く先が曲がっています。どういうことでしょう。飼育係の神門英夫さんに聞きました。
15歳以下の子どもがかかる小児がんは、医療の進歩で約8割が治る時代です。治療後の人生がおとなより長く、成長して健康上の問題(晩期合併症)や後遺症に悩む人も少なくありません。福岡市に住む井本圭祐さん(26)は、14歳で白血病にかかった経験から、同じ仲間を支える活動の輪を広げています。
七大タイトルのうち4冠(本因坊、碁聖、天元、十段)を手にしました。23歳の4冠は史上最年少です。「実力からすれば、まだまだと思うことが多いので、自分が一番驚いている。ただ、精いっぱいやった結果なので、うれしいし、自信になっています」。本因坊戦(7月)では、昨年、名人位を奪われた山下道吾本因坊に挑戦し、初タイトルを獲得しました。
民主党は8月28日、衆院比例定数を大幅に削減して民意をゆがめる衆院選挙制度関連法案(定数削減法案)の衆院通過を強行しました。衆院本会議でほとんどの野党が抗議の退席をするなか、民主党と国民新党などの賛成多数で可決したのです。
領土問題の集中審議が行われた衆院予算委員会(8月23日)での質疑から、日本共産党の主張を紹介します。
尖閣諸島と竹島をめぐる領土問題で、日中・日韓の2国間の緊張を激化させず、歴史的事実と国際的な道理を踏まえて、冷静な外交交渉を行うことがいま求められています。日本共産党はこの立場から、8月24日の衆院での「韓国大統領による竹島上陸非難決議案」と「香港民間活動家尖閣諸島上陸非難決議案」に反対しました。
日本共産党の志位和夫委員長は8月22日、都内で日本医師会の横倉義武会長、石川広己常任理事と懇談し、日本が世界に誇る「国民皆保険」を守っていくことで一致しました。日本共産党の党首と日本医師会会長が懇談するのは初めてです。小池晃政策委員長が同席しました。
首都圏反原発連合(反原連)有志が呼びかける首相官邸前抗議行動(毎週金曜日夕)が8月24日に20回目を迎え、22日にはついに代表が野田首相に面会しました。代表たちが、野田首相に要求したのは、①大飯原発再稼働を中止する②停止中のすべての原発の再稼働をさせない③原子力政策を全原発廃炉の政策へと転換する―など。"官邸内抗議行動"に参加したミサオレッドウルフさんに聞きました。
政府の調査でも「原発ゼロ」が圧倒的多数―野田政権が新しいエネルギー政策を決めるための「国民的議論」と位置づけてきた各種調査で、そんな結果が出ました。「原発ゼロ」を求める民意のうねりを数字で裏付けた形です。日本環境学会会長の和田武さんのコメントも紹介します。
「STOP TPP!官邸前アクション」。野田佳彦首相が9月にもTPP(環太平洋連携協定)への交渉参加を表明する動きのある中で、市民団体の有志が呼びかけました。8月21日から毎週火曜日(午後6~8時)に実施。2回目の28日は、200人が集まりました。TPPへの日本の交渉参加問題がいま重大局面を迎えています。日本共産党の紙智子参院議員(党農林・漁民局長)に聞きました。
毎週水曜日の首相官邸前。100人を超える人々が、「消費税増税反対」「社会保障の切り下げやめろ」の声を響かせています。7月18日から続く「スタンディングアクション」。参加者の思いは―。(官邸前スタンディングアクション=貧困問題などに取り組む人たちでつくる「このまますすむと困っちゃう人々の会」が呼びかけ、毎週水曜日の午後6~8時に官邸前でおこなっています。消費税増税、生活保護制度改悪、社会保障費切り捨てについて、官邸前で語り合おうというものです)
いじめを受けていた中学2年の男子生徒が自殺した滋賀県大津市で、日本共産党が「いじめ」と教育を考えるシンポジウムを開催(8月26日)。大阪や奈良など近府県を含め100人が参加し、二度と同じ悲劇を繰り返さないため、子どもを取り巻く問題について意見を交わしました。
教育農場では、夏休みの間も毎日のようにムギワラギクを収穫し、ワイヤを挿してドライフラワーにします。花を咲かせたままにしておくと、種をつけて株が消耗してしまうからです。秋学期は夏休み中に伸びたメヒシバなどの雑草とりから始まります。
9月下旬から始まる秋学期。最初に種まきするのはダイコンです。遅めですが、その分、害虫も少なくてすみます。私たちは、遅くまいても育てやすい青首ダイコンをまいています。早く、育ち、病気に強く、上部が地上に出るので収穫しやすいのが特徴です。
美術館から抜け出して、さまざまな場所に作品を設置する現代美術展が人気を集めています。新潟県では、「大地の芸術祭 越後妻有(えちごつまり)アートトリエンナーレ2012」が開催中。過去最高の来場者数が見込まれる勢いです。
今秋、落語界は二つのお祝い事で、活況を呈しています。まずは、大名跡・桂文治の復活です。新・文治は十一代目となり、弟子の平治が襲名します。もう一つは、落語協会からの2人の真打ち昇進です。朝太改め古今亭志ん陽と、菊六改め古今亭文菊です。演芸専門誌・東京かわら版編集人の佐藤友美さんが、その意義と魅力を語ります。
俳優の市原悦子さんが歌い、踊り、はじけます。病気療養の本格復帰作は、「二人だけの舞踏会」。陽気な2人舞台に、平和と自由、子どもたちへの思いを込めます。
東日本大震災、原発事故から1年半。今年の第58回母親大会(8月25、26日、新潟市)は、子どもたちの未来を守り、希望のもてる社会をつくろうという女性たちの強い願いにあふれました。
地球の笑顔 関口照生
日本人が耕した土地 キューバ(下)
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(月1回掲載)