2007年1月13日(土)「しんぶん赤旗」
21世紀の世界の前途をどうみるか
志位委員長、ハノイ大学で講演
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【ハノイ=鈴木勝比古】ベトナムを訪問中の志位和夫委員長は十二日午前、ハノイ大学を訪問し、約三百人の学生を前に「二十一世紀の世界の前途をどうみるか」というテーマで一時間あまり講演し、その後約三十分間、学生たちの質問に答えました。
色とりどりのアオザイ姿の女子学生の歓迎をうけた志位委員長が、最初に「シン・チャオ・カク・バン。トーイ・ラ・シイ・カズオ(みなさん、こんにちは。私は志位和夫です)」とベトナム語で自己紹介すると、どっと笑い声と拍手がおき、会場はなごやかな雰囲気に包まれました。
志位委員長は講演で、二十世紀の世界でおこった構造変化、二十一世紀の世界の国ぐにの四つのグループわけとそれぞれの特徴、今日の世界の平和秩序などについて、野党外交の体験をまじえながら縦横にのべました。
そのなかで、ベトナムの独立革命、抗仏・抗米戦争での勝利の世界史的意義、ドイモイ事業への期待についても、語りました。
学生たちは、志位委員長の講演の一言一言に目を輝かせて聞き入り、随所で笑いと拍手がわきおこりました。
志位委員長が、最後に「みなさんの真剣なまなざしにベトナムの輝かしい未来を感じました」としめくくると、会場いっぱいの拍手がわきおこりました。
日本語学科三年生の女子学生トゥイさん(ダナン出身)は「初めて聞く話ばかり。お父さんの時代のたたかいに誇りがもててうれしい」と声をはずませました。
これに先立ち、志位委員長は、グエン・スアン・バン学長らと懇談しました。