2007年1月8日(月)「しんぶん赤旗」
“改憲は骨太ビジョン”
NHK番組で自民幹事長
七日放映のNHK「日曜討論」では、各党代表が憲法「改正」問題で見解を表明しました。
自民党の中川秀直幹事長は、「安倍さんは憲法改正、教育再生から分権国家まで美しい日本をつくるための打ち出しをした。憲法改正までいう内閣は戦後なかったわけですから、そういう意味では骨太の逃げないビジョンを出している」と表明。先に憲法「改正」を参院選の争点にすることを打ち出した安倍首相と同様の認識を示しました。
公明党の太田昭宏代表は、改憲手続き法案の成立が次期通常国会の「最大焦点」と言明。改憲姿勢を打ち出すとともに、その中身については国民的議論が必要だとの立場を示しました。
同じく改憲手続き法案で自民党との話し合いの可能性を問われた民主党の小沢一郎代表は、「何でも話し合うのはいいこと。ただそれぞれの党の主張を曲げて談合するのは話し合いじゃない」「お互いにその主張の範囲内で折り合えるところがあればそれはいいことだと思うが、しかし私たちは現在の仕組みは変えようという考え方ですから、いまの与党とは違う」などと述べました。