2007年1月1日(月)「しんぶん赤旗」
いっせい地方選・参院選の年
自民党政治と共産党の対決
今年はいっせい地方選挙と参院選挙が十二年ぶりに同じ年におこなわれます。
いっせい地方選は、都道府県と政令市の首長・議員選挙の投票日が四月八日、その他の市と東京特別区、町村の首長・議員選挙は同二十二日です(表参照)。総務省によると全選挙のうちいっせい地方選で実施される割合を示す「統一率」は、前回二〇〇三年の36・3%から30・5%(昨年七月時点集計)へと減る見通しです。
参院選挙は七月五日公示、同二十二日投票の見通しです。
各党とも二つの選挙を一体のものとしてすすめ、とくに自民、民主両党は参院選をにらんで地方選候補者を大量立候補させ、激烈な党派間のたたかいが展開されています。
自民党は悪政推進による支持基盤の崩れに危機感をもち、大量立候補で支持者をつなぎとめておく狙いがあります。民主党は、政権を取るにはそれを支える強固な地方議員団が必要だとして「二大政党対決」構図を持ちこみ、浮上をはかっています。
しかし、自民も民主も地方政治では公明、社民などとともに住民いじめの「オール与党」政治をすすめています。
暮らしと福祉を切り捨て、住民を痛めつける「オール与党」政治と真っ向から対決しているのが日本共産党です。
日本共産党は、連続する二つの選挙を▽自民党政治の平和と暮らしを破壊する暴走に正面から立ち向かう力をのばす▽「二大政党づくり」の動きを本格的に押し返す選挙―と位置付け、全力をあげています。
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