2006年12月14日(木)「しんぶん赤旗」
イラク戦争 無価値62%
米世論調査 「勝利確信」は最低
【ワシントン=山崎伸治】十二日付の米紙USAトゥデーは八―十日に行った米ギャラップ社との共同世論調査結果を公表し、過去最高の62%が「イラク戦争はやる価値がない」と答え、「米国が勝利する」と考えている人は過去最低の16%にとどまっていることがわかりました。
「米国がイラクですべきこと」をめぐり、誰を信頼するかとの質問に対し、「非常に信頼する」「ある程度信頼する」と答えた割合は、「米軍・国防総省」が81%、「イラク研究グループ」が66%、「議会の民主党」が58%、「ブッシュ大統領」は最下位の46%でした。
イラクの現状について、「内戦」だと考える人は76%にのぼっています。「どれぐらいの期間、イラクに米軍の主力部隊を駐留させるべきか」との質問には、「六カ月未満」が32%、「六カ月から一年」が25%で、一年以内の早期撤退を望む声が多数でしたが、それが実現すると考えている人は18%にとどまりました。
ブッシュ大統領の支持率は若干上がって38%、不支持率は59%とやや下がりましたが、依然として不支持が上回っています。