2006年12月14日(木)「しんぶん赤旗」
廃案に追い込もう
緊急集会に4500人
市田氏あいさつ
雨上がりの東京・日比谷野外音楽堂に蛍光ブレスレットが揺れ、「教育基本法改悪法案の強行採決許さない」との掛け声と割れるような拍手があがりました。十三日夜、中央集会が開かれ、緊急の呼びかけに四千五百人がつめかけました。
「ネット署名も広げてきました。国民の意思を多数で踏みにじっていいの。できることはなんでもやります」と相模原市の福島英子さん(52)。
「学徒動員最後の体験者です。私たちの時代を繰り返させない」と埼玉県の退職教員、大塚精子さん(75)は語ります。
全労連の坂内三夫議長は、四月の法案提出以来、会期末ぎりぎりまで攻防が続いているのは全国で広がった運動の成果だと強調。廃案に追い込もうとよびかけました。
日本共産党の市田忠義書記局長は、文科省の新たな「やらせ」が発覚したことにふれ、徹底解明を要求。最後まで全力を尽くそうと訴えました。
教育基本法「改正」情報センターの世取山洋介・新潟大学助教授が連帯あいさつし、各団体の代表が決意を表明。教育基本法改悪を許さない各界連絡会の東森英男事務局長が行動提起しました。
集会は、同各界連、教育基本法全国ネットワーク、国民大運動実行委員会が主催。集会後、国会前で「強行採決するな」と唱和しました。