2006年12月12日(火)「しんぶん赤旗」
少人数学級・私学助成を
署名が767万に
集約集会開く
教職員や父母でつくる「ゆきとどいた教育をすすめる会」は十一日、「ゆきとどいた教育をすすめる全国三千万署名」の集約集会を東京都内で開きました。「三千万署名」は、少人数学級実現や私学助成の拡充などを求めて十八年前からとりくまれています。集会には四百五十人が参加し、昨年を上回る七百六十七万六千人分の署名が集まったと報告されました。
全国私学父母懇・すすめる会連絡会の飯沼潤子さんがあいさつ。帝京平成大学の三輪定宣教授は、十八年間で三億五千六百万人分の署名を集めてきた運動が、国の教育費削減に歯止めをかけてきたと強調。教育基本法を改悪し、教育行政の教育条件整備の義務づけを抜き去ろうとしていると批判し、改悪をくいとめようと呼びかけました。
北海道の北星学園女子高校の生徒は、生徒会で授業料安定委員会をつくり、六百人の生徒が街頭署名を集めたと報告。就学援助認定基準改悪反対のとりくみ(大阪)や高校統廃合反対の運動(長野)が紹介されました。
全国私教連の永島民男書記長は、全国で高校生たちが活躍し、教育費削減の動向に歯止めをかけ教育基本法を生かすとりくみとなったと一年間の運動を振り返りました。