2006年12月12日(火)「しんぶん赤旗」
平和大会おわる
“草の根が原点”
基地強化反対 運動強めよう
七日から山口県岩国市で開かれていた「二〇〇六年日本平和大会in岩国・広島」は十日、閉会集会をおこない閉幕しました。全国から千五百人が参加しました。「米軍基地再編・強化反対の運動の原点である、草の根の世論と運動を強めよう」との行動提起を満場の拍手で確認しました。
大会実行委員会を代表し、まとめと行動提起をした早坂義郎氏は「戦争と軍事同盟、外国軍基地でなく、平和と外交、国連憲章にもとづく平和秩序こそ歴史の流れであり、今日の世界の大勢となっている」とのべ、大会を通じてそのことが確認できたと強調しました。
教育基本法改悪と防衛省昇格に反対するたたかいに全力をあげる▽米軍基地再編反対の運動を自治体・住民ぐるみで発展させる▽横須賀の住民投票条例制定運動の支援▽イラク開戦四周年の来年三月二十日に全国一斉行動を展開する―などを提起しました。
米国、グアム、韓国の代表が参加。グアムのデビー・キナタさん、米国のT・J・ジョンソンさんがあいさつしました。
舞台と客席から参加者が発言。福島県の男性は「米軍再編で大変なお金が使われる一方、高齢者介護の自己負担が増えている。お金の使い方を見直して」と訴え。山口県周防大島町の女性が「住民の62%から岩国基地への艦載機移転反対署名を集めた」と話すと大きな拍手が送られました。
参加者は、岩国駅前までパレードしました。