2006年12月12日(火)「しんぶん赤旗」
茨城県議選
共産党 現有2議席確保
全4選挙区で得票増
来年のいっせい地方選、参院選の出発点となる茨城県議選は十日、投開票されました。日本共産党は大内久美子(現、水戸市区・定数五)、山中泰子(現、つくば市区・同四)の二候補が激戦を制し、前回得票を上回り、現有二議席を維持しました。定数二に共産、自民、民主の三人が立候補した取手市区では、野口利枝子候補(新)が前回の得票を百二十九票増やしましたが、三位で届きませんでした。日立市選挙区(定数五)の根本陽一候補(新)は得票数、得票率ともに伸ばしましたが、次点でした。
十日午後十時半すぎに当選が確定し、「万歳」の声に包まれた大内さんは「ご支援いただいたすべてのみなさんに心から感謝いたします。増税ストップ、小学校卒業までの医療費無料化、三十人学級の実現など引き続き公約実現へ全力で頑張ります」と語りました。
選挙戦を通じて、県民税増税と大企業減税を県政で推進した自民、公明、民主の「オール与党」か、増税にストップをかけくらしを守る日本共産党かの対決構図が鮮明になり、どこでも有権者の共感を呼びました。
自民党は、水戸市で現職二人が落選するなど、五議席減と後退。民主党は、国政での「野党」ポーズを前面に押し出して現有五(推薦一含む)から七議席(同)としましたが、つくば市では議席を獲得できませんでした。公明党は一議席増の四議席でした。