2006年12月7日(木)「しんぶん赤旗」
教育基本法改悪
元校長56氏 反対声明 岩手
岩手県内在住の元小中学校長の戸蒔健夫、岩渕栄治、川村勝の三氏は六日、岩手県庁で記者会見し、元小中学校長五十六氏が「教育基本法改悪に反対する元校長の声明」に賛同していると発表しました。
声明は「かつて校長として現行教育基本法の理念にもとづく教育に専念した私たちは、このとんでもない改悪に強く反対します」と指摘。全国の公立小中学校の校長の66%が「改正」に反対しているのは当然であり、参院では慎重に審議して「改正」案を廃案にすべきだと主張しています。
会見で岩渕氏は、吉田六太郎氏など元校長七人が呼びかけ人になり、十日間で賛同者が集まったと説明。「都合によって名前を公表できない人もふくめて、熱いメッセージが寄せられた」と語りました。戸蒔氏は、教育基本法の精神に沿った改革がされれば、教師は力を発揮でき、教育もよくなると強調。現場の実情を踏まえて審議を進めるべきだと訴えました。
声明は参院教育基本法特別委員長、文部科学大臣に送付されました。