2006年12月6日(水)「しんぶん赤旗」
プールに安全統一指針
吉川議員質問に政府答弁
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今年七月、埼玉県ふじみ野市の市営プールでおきた児童の死亡事件を受けて、日本共産党の吉川春子議員は五日の参院総務委員会で、事故の再発防止策を施設の運営管理者に徹底するため、法的根拠に基づいた施設・設備の設計・設置の基準を求めました。
これに対し、文部科学省の西阪昇スポーツ・青少年総括官は、「関係省庁で連絡会議を設置し、すべてのプールを対象にした安全管理の統一的指針のための作業をしている」と答え、菅義偉総務相は、「必要なものにはしっかりと取り組んでいく」と述べました。
吉川氏は、総務省が通達で強制している「地方行政改革」によって、さまざまな問題が噴き出し、ふじみ野市では、プールをはじめ多数の施設管理を四人の職員だけで担当していると指摘。人的な配置など安全確立のための財源保障を求めました。