2006年12月5日(火)「しんぶん赤旗」
将棋・囲碁新人王を表彰
糸谷四段・松本六段が握手
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しんぶん赤旗主催の第三十七期将棋新人王戦U―26で優勝した糸谷哲郎(いとだに・てつろう)新人王・四段と第三十一期囲碁新人王戦U―25で優勝した松本武久(まつもと・たけひさ)新人王・六段の表彰式が四日、東京・神宮外苑の日本青年館でおこなわれました。
奥原紀晴赤旗編集局長は、「両新人王のいっそうの飛躍を期待します」とお祝いを述べ、「新人王戦は年齢制限を下げ、持ち時間も短縮し、フレッシュでスピーディーな棋戦として再スタートをしました。『しんぶん赤旗』は日本の伝統文化である囲碁・将棋の発展に力を尽くしていきたい」とあいさつしました。
米長邦雄日本将棋連盟会長、小林光一日本棋院副理事長、今村俊也関西棋院常務理事がそれぞれあいさつ。新人王に賞状、優勝杯、賞金目録を贈りました。米長会長はあいさつのなかで「両新人王の出身は、くしくも原爆が投下された広島と長崎です。角(核)を使うのは将棋の盤上だけにしたい」、小林副理事長は「松本さんもこのタイトルが自信になったと思います。トップクラス目指してがんばってください」と述べました。
糸谷新人王は「新人王の名に恥じぬよう、みなさんに面白い将棋を見てもらえるようがんばりたい」、松本新人王は「先生(師匠の趙治勲十段)に新人王をとってよい報告をと思っていました。ありがとうございました」と謝辞を述べました。