2006年12月3日(日)「しんぶん赤旗」
共産党伸ばしてこそ
三重・津
演説会で穀田氏訴え
来年の参院選、いっせい地方選の勝利をめざす日本共産党演説会が二日、三重県津市のリージョンプラザお城ホールで開かれ、穀田恵二衆院議員・国対委員長が約四百人の聴衆を前に党への支援を訴えました。
中野たけし参院三重選挙区候補、真弓としお県議候補(津選挙区)があいさつ。「やさしい県政をつくる会」の辻井良和知事候補も、県政刷新への決意を述べました。
穀田氏は、庶民には大増税、大企業には減税という安倍政権の経済政策の正体が見えてきたと指摘。とくに一日の国会で、外資系企業からの献金を自由化する政治資金規正法改悪案を自民党と民主党が強行したことを厳しく批判し、「国政の基本路線では自民も民主も変わらない。日本共産党が伸びないと政治は変わらない」と強調しました。
穀田氏は、三重県政にも触れ、県議会に日本共産党がいなくなったことで宴会政治が復活し、県民の声が届かなくなった実態や、石原産業の産廃偽装「フェロシルト」に見られる大企業との癒着ぶりなどを指摘。「暮らしを守り、議会を議会たらしめる日本共産党をなんとしても県議会に」と訴えました。
五十四歳の女性=津市=は「穀田さんの話は親しみやすく、国会内外での日本共産党の活躍が手にとるように分かって元気が出ました」と語っていました。