2006年12月3日(日)「しんぶん赤旗」
日本原水協
地域組織の活性化へ
事務局長会議 青年の活動を交流
日本原水協は一、二の両日、都道府県原水協事務局長会議を東京都内で開き、全県からの参加がありました。情勢と課題を討論し、地域原水協づくりや、どう青年を結集するかを交流しました。
高草木博事務局長は、米国の中間選挙などにふれ、草の根の平和行動が確実に世界を動かしていると強調。北朝鮮の核実験で、憲法九条に基づく平和解決と核兵器廃絶の促進が日本に求められていると指摘しました。
当面の活動として、▽「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名運動▽朝鮮半島非核化への平和的外交的解決の努力や非核三原則じゅうりんを許さないたたかい▽被爆者援護や3・1ビキニデー、二〇〇七年世界大会のとりくみ―などを提起。都道府県原水協の前進を呼びかけました。
討論では、後継者づくりの苦労が出されるとともに、「世界大会で青年実行委員会を結成」(富山)「青年が日常的に集まれる場をつくっている」(愛知)と支援を強めていることを交流。「世界大会に参加した青年が平和サークルを結成」(和歌山)など活動を続けていることを紹介しました。福島の二十代の女性事務局長は「県民に信頼される原水協をつくりたい」と語りました。
平和行進を通じて地域原水協が活性化しているとの発言が多く出され、「県内の平和行進を増やしたい」(岐阜)、「自治体訪問で自治体からの信頼が高まっている」(秋田、奈良)と語りました。被爆者支援を通じて地域原水協が活性化している(京都)との報告がありました。
イージス艦の民間港寄港反対や非核三原則を政府に求める運動の重要性が出されました。