2006年12月1日(金)「しんぶん赤旗」
高校生の修学・就職保障を
日高教が中央行動で要請
日本高等学校教職員組合(日高教)は三十日、高校生の修学と就職の保障を求める中央行動をおこない、厚生労働省、内閣府、全国校長会、日本共産党に要請しました。全国から三十二人が参加しました。
高校生をめぐる状況は、貧困と格差の深刻化を背景に授業料が納められず退学するなど修学できない状況がひろがる一方で、来春卒業予定で就職希望の生徒の三割が就職先未定(同組合調査、十月末現在)となるなど、きびしい実態が続いています。
行動に先立つ集会であいさつした岡田愛之助委員長は、教育基本法改悪法案について「衆院での採決強行後、運動が急速に広がり、発展しています。私たちのたたかいで国民世論を動かそう」とのべました。
工藤毅副委員長は情勢報告で、同組合の修学保障調査や就職実態調査の結果を紹介し、「高校生に修学と就職を保障するために、政府や財界に公的な責任を果たさせよう」と強調しました。
日本共産党の吉川春子参院議員が国会情勢を報告、中等教育と高等教育への無償教育の漸進的導入を求める国会あて団体署名を受け取りました。
集会後、要請行動をし、教基法改悪を許さない各界連絡会主催の国会前座り込み行動に参加。日本共産党への要請では高橋千鶴子衆院議員が応対しました。