2006年12月1日(金)「しんぶん赤旗」
和歌山談合県政変える
知事選告示 泉氏が第一声
和歌山県の談合事件で逮捕された知事の木村良樹容疑者の辞職表明に伴う知事選挙が三十日、告示されました(十二月十七日投票)。日本共産党も参加する「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」の泉としたか氏(69)=新=は県庁前で第一声をあげ、「談合を生み出す県政を変える絶好のチャンス」と訴えました。ほかに自民・公明両党が推薦する仁坂吉伸氏(56)=新=が立候補しました。民主党、社民党は独自候補を立てませんでした。
泉候補は、談合事件について「知事の犯罪では済まない。談合を生み出す体制をつくったのは、自民・公明の『オール与党』が行政となれ合ってきたからだ」と批判。談合防止のため、企業への天下り禁止、企業献金の禁止などを訴えました。また「談合で何十億もの県民の税金がピンはねされた。このお金があれば、県民の要求を実現できる」として、暮らし・福祉充実に全力を挙げる決意を訴えました。