2006年12月1日(金)「しんぶん赤旗」
原子力空母配備の是非問う
住民投票へ署名1万人超す
横須賀
神奈川県の米海軍横須賀基地(横須賀市)への原子力空母配備の問題で、「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は三十日、市役所内で記者会見を開き、十一月十日から始まった同住民投票条例を求める署名が、有効要件である市内有権者の五十分の一(約七千二百)を超えて一万人を突破したことを発表しました。
同会共同代表の呉東正彦弁護士らは「市民に新鮮さと共感を持って受け入れられている。受任者(署名を集める人)数も二千百四十人を超え、俳優、住職、牧師、医者、子育て中の主婦など幅広い方々になってもらっている」と紹介。「一筆でも多く署名を集めることが、横須賀の民主主義を元気にし、市長、市議会、国、米海軍に対するメッセージとなる。署名が二万、三万となるように残りの期間を全力でがんばりたい」と語りました。
署名期間は今月十日まで。二日、三日、十日に横須賀中央駅前で、九日には追浜、汐入、横須賀中央、堀ノ内、浦賀、北久里浜、久里浜、衣笠の八駅の前で署名を呼びかける予定です。
同会に参加する「米原子力空母の横須賀配備を阻止する三浦半島連絡会」は、一日に市文化会館で午後七時から最終盤総決起集会を開きます。