2006年12月1日(金)「しんぶん赤旗」
徒歩5分でもハイヤー
昨年6月 静岡
教育タウンミーティング
東京から調達 伴走車合わせ57万円
昨年六月に静岡市で開かれた「教育改革タウンミーティング」で、会場が駅から徒歩約五分の位置にあるにもかかわらず、ハイヤー十五台、閣僚使用車の伴走車六台が用意され、計二十一台分の代金五十七万円が計上されていたことが明らかになりました。三十日の参院教育基本法特別委員会で、民主党の藤本祐司議員の質問に内閣府の山本信一郎官房長が答弁したものです。
山本官房長は、静岡県内でハイヤーが確保できなかったため「東京から調達せざるをえなかった」と弁明しました。
藤本氏は、仕様書にはハイヤーが四台と書いてあるのに請求書では十五台と記載されているとし、「偽造していることとほとんど同じだ」と批判。山本官房長は「経理の請求項目の書き方としては必ずしも適切ではなかった」と、ずさんな経理を認めました。