2006年11月29日(水)「しんぶん赤旗」

イラク情勢

内戦状態に近い

国連総長 状況の悪化懸念


 【ワシントン=山崎伸治】国連のアナン事務総長は二十七日、ニューヨークの国連本部で会見し、「イラクはいま内戦状態か」との記者団の問いに対し、「ほとんどそれ(内戦状態)に近い」との認識を示しました。

 アナン氏は「現地で起こっていることを考慮すれば、すぐにも抜本的な措置をとり、悪化する状況を止めない限り、そうなりかねない」と危機感を表明しました。

 二十一日にジュネーブで行った記者会見でも、イラク情勢について「非常に困難な情勢であり、それを抑えるための創意に富んだ手段を真剣に見いだす必要がある」との認識を示し、その一環として、イラクの憲法を改定して国内各派の「権限分担」を保障することを提案しています。


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