2006年11月20日(月)「しんぶん赤旗」
“基地強化反対”声響く
愛知 小牧市で平和集会
航空自衛隊小牧基地の機能強化反対などをかかげ、愛知県小牧市内で十九日、第十回小牧平和集会が行われました。十二団体による実行委員会主催で、雨のなか四百人が参加しました。
主催者を代表して羽根克明・安保破棄県実行委員会代表委員は、基地周辺自治体の首長が「基地強化反対、米軍機ノー」を防衛庁に要請したことを紹介し、「基地強化反対の一点で、自治体、住民ぐるみのたたかいを」と訴えました。
地元を代表して尾張中部地区労働組合総連合の平田茂議長があいさつ。米軍と一体で空中給油機配備や、輸送機内で緊急手術ができる体制など、戦争参加への準備がすすんでいることを指摘し、これを許さない平和団体の役割を強調しました。
日本共産党の八田ひろ子前参院議員は来賓あいさつで、アメリカ国内でイラク戦争反対の世論がわき起こっていると発言。「世界中でアメリカの戦争を可能にする空中給油機配備など基地強化は許さないの声を大きく広げよう」と訴えました。さらに教育基本法の改悪案を「戦争する国づくりに教育をつかう歴史の逆流」とのべ、参院段階で廃案に追い込む運動を呼びかけました。
決意表明では、春日井市内の高校生(17)が「爆音での授業中断もあり、自衛隊が強化されるのは嫌だとみんなで話している」と発言しました。
集会後、自衛隊小牧基地の正面ゲートまでデモ行進し、集会宣言を手渡しました。