2006年11月20日(月)「しんぶん赤旗」
女子高生徒会が声明
教育基本法変えないで
札幌
「政府は教育基本法を改正しようとしていますが、私たちはこのことに大きな不安を感じると同時に、改正に強く反対します」―札幌市中央区の北星学園女子高校生徒会は十七日、「教育基本法改正に反対する声明」を発表し、安倍首相、各政党、参議院議長に送りました。
十五日に同高校で行われた教育基本法についての講演を聞いた三年の生徒が、「将来、教師になりたいけど改正されたら大変。何かできることはないか」と生徒会に持ちかけ、その日のうちに声明案を作成。
十六日に全クラス(十九)で討議。生徒から「愛国心の強制は納得できない」「なぜ急いで変える必要があるのか」「憲法九条の改正につながるのでは」などの声が寄せられ、圧倒的な賛成で決議されました。
声明は、「一人ひとりが自分らしく生きていくために、現在ある教育基本法を守るべきで、二度と戦争を起こさない平和な国であり続けるためにも、改正をやめるようお願いします」と改悪反対を求めています。
生徒会役員の二年生は「教育基本法改正は憲法改正につながります。九条は絶対変えてほしくない。戦争はいやだから」と話しました。