2006年11月20日(月)「しんぶん赤旗」
教基法改悪法案 廃案に追い込もう
強行採決する国 愛せますか
長野県民大集会に3000人
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「教育基本法改悪の法案は廃案に追い込もう」と長野県民大集会が十九日、長野市内で開かれました。冷たい雨が降る中、県内各地から三千人近い人が参加。集会後、元気よくデモ行進しました。主催は「教育基本法を活かす県民ネットワーク」。
舞台では、障害者、青年労働者、大学教授らがそれぞれの思いや運動についてリレートーク。
「強行採決するような国を愛せますか。友人たちに知らせ、国会に声を届けたい」(新婦人の若い母親)「少年事件に携わっています。子どもを一人の人間として認め尊重することが大切なのに、これに逆行するのが改悪法案。許せません」(女性弁護士)
野党各党代表もリレートークに参加し、日本共産党の中野さなえ県女性児童部長があいさつしました。中野氏は「野党が結束して反対しています。徹底審議のうえ廃案にしましょう」と呼びかけました。戦争で中国に長野県から行った満蒙開拓青少年義勇軍の少年が「何のために生きてきたんだ。たった十八歳で」と書き残した遺書を紹介。「こんな思いを二度と子どもたちにさせてはいけません」と訴えました。
バス二台で三時間かけて七十人の仲間と下伊那からきた広瀬邦仁さん(高教組下伊那支部書記長)は「参院審議で廃案に追いこむため、地元でできることは何でもやります」と、力をこめました。