2006年11月18日(土)「しんぶん赤旗」
採決の強行に「極めて残念」
日弁連会長が談話
日本弁護士連合会は十六日、与党が教育基本法「改正」法案の採決を強行したことを、「極めて残念」とし、政府案の成立に反対する平山正剛会長の談話を発表しました。
談話は「改正の必要性を根拠づける理由は、特別委員会の審議では、いまだ明らかになっていない」と指摘。国家などによる教育への不当な支配を禁ずる現行法一〇条の内容を実質的に改変し、教育行政による教育内容への不当な介入を強めることになるとの懸念は払しょくされていないとし、「十分かつ慎重な調査と審議が尽くされたとはいえず、このような段階での与党単独採決は極めて残念である」と表明しています。