2006年11月17日(金)「しんぶん赤旗」
4野党共同街頭で訴え
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野党四党の書記局長・幹事長・国対委員長は十六日、東京・有楽町マリオン前で教育基本法改悪法案の衆院通過に抗議する共同の街頭演説を行いました。
日本共産党の市田忠義書記局長は「審議を一方的に打ち切り国民の声を無視したのは自民、公明の与党だということをよく覚えておいていただきたい」と呼びかけ、法案提出者の資格が問われるタウンミーティングでのやらせ質問問題で政府・与党が真相も責任の所在も明らかにせず強行したことを批判。「成立を阻止するため野党がスクラムを組んで頑張りぬく」と表明しました。
「野党は一度も審議拒否せず徹底審議を求めた」(国民新党・亀井久興幹事長)、「六十年先を見通す法案をわずか百七時間の審議で終了していいのか」(社民・重野安正国対委員長)、「政府はあとを断たないいじめの現実をどう考えているのか」(民主・鳩山由紀夫幹事長)と各党が与党の暴挙を糾弾しました。
大分県から上京した中学教諭の男性(35)は「教育基本法を変えていろいろな問題が解決するとは思わない。やっと国民みんなが教育に関心を持ち始めた矢先に議論を打ち切ってしまうやり方は問題だ」と話していました。
■教育基本法改悪案の衆院本会議での強行採決に対する抗議先
【内閣官房】
〒100-8968 東京都千代田区永田町1−6−1 電話03(5253)2111
【文部科学省】
〒100-8959 東京都千代田区丸の内2−5−1 電話03(5253)4111
【自民党】
〒100-8910 東京都千代田区永田町1−11−23 電話03(3581)6211
【公明党】
〒160-0012 東京都新宿区南元町17 電話03(3353)0111