2006年11月16日(木)「しんぶん赤旗」

沖縄知事選

浜四津公明党代表代行を告発

虚偽事実公表罪で キラめく会の事務局長


 公明党の浜四津敏子代表代行が沖縄県知事選の応援演説で、日本共産党などが推薦する糸数けいこ知事候補を中傷し、事実に反するデマ宣伝を行ったことについて、「キラめく沖縄をつくる会」の喜納昌春事務局長(沖縄社会大衆党委員長)は十五日、「虚偽事実の公表は、選挙の公正と公平を侵害し、民主主義を否定する極めて重大な犯罪行為」として、「虚偽事実公表罪」で那覇警察署に告発しました。

 浜四津氏は十二日、那覇市のパレットくもじ前で街頭演説した際、「(糸数氏は)参議院のなかで沖縄の『お』の字もいったことがない。沖縄のために、何一つ相手候補はやっていない。これまでやってこない人が、いくらやるやるといっても、だれが信じるか」などと、虚偽の演説を繰り返し、糸数候補への個人攻撃に終始しました。

 糸数氏は参院時代、財政金融委員会で四十五回の質問のうち、三十四回も沖縄に関する問題を取り上げています。これに対し、同委員会の理事会で「沖縄のことばかりやるな」と二度にわたって妨害してきたのが、自民党、公明党でした。

 告発状では「自ら推薦する仲井真弘多が、沖縄問題に関して解決策を提起できず、糸数けいこの政策に太刀打ちできないとみるや、正当な政策論争を放棄し、糸数けいこの沖縄問題に対する、これまでの取り組みを、虚偽の情報によって否定し、糸数けいこの評価を貶(おとし)めようとしたものであって、極めて卑劣な選挙妨害行為である」とのべ、厳重な処罰を求めています。


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