2006年11月10日(金)「しんぶん赤旗」

イラク戦争への審判

米中間選挙結果 志位委員長指摘


 日本共産党の志位和夫委員長は九日、記者会見し、与党・共和党が敗北した米中間選挙の結果について記者団に問われ、「ブッシュ政権のイラク政策に米国民がノーの審判をつきつけたものだ。野党・民主党も開戦当初はイラク戦争に賛成していたが、事ここに至っても占領、派兵を続けるブッシュ政権への厳しい審判となった」とのべました。

 志位氏は、悪化しているイラク情勢にふれ、「事態悪化の一番の根源は、無法な戦争を始めたことだ。イラク戦争の開戦には、米英両国の首脳自身も一定の謝罪と反省の弁をのべている。そして米国で今回、こういう選挙結果が出た」と指摘。

 安倍晋三首相が、依然として日本政府がイラク戦争を支持したことを正当化していることを指摘し、「この期に及んで、イラク戦争を支持したのは正しかったという態度は許すわけにはいかない。日本政府は、間違った戦争を支持し、自衛隊を派兵した誤りをきちんと認めるべきだ」と強調しました。


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