2006年11月10日(金)「しんぶん赤旗」
改悪反対アピール
教育基本法にこそ 若者の未来
赤川次郎さん・池内了さん・井上ひさしさんら48氏
日本の教育と大学改革を考えるアピールの会は、九日、教育基本法「改悪」反対のアピールを発表しました。アピールは「憲法の精神を体現した教育基本法をよりいっそう磨き上げることにこそ、未来を担う若者たちの健やかな成長があると考えています」と同法の改悪に強く反対しています。
同アピールの呼びかけ人(代表・池内了総合研究大学院大学教授)として、赤川次郎(作家)、阿部猛(東京学芸大学元学長)、井上ひさし(作家)、大澤豊(映画監督)、小田実(作家)、小室等(音楽家)、田沼武能(写真家)、鶴見俊輔(哲学者)、辻真先(推理作家・脚本家)、中村梅之助(「前進座」俳優)、平岡敏夫(筑波大学名誉教授)、無着成恭(宗教家)、森与志男(作家)、山田洋次(映画監督)、吉開那津子(作家)など著名四十八氏が名前をつらねています。
作家の辻真先さんは「愛国心は誰もが愛したくなるような国をつくることで養われるのであって国が法律で強要するものでは決してない」、映画監督の大澤豊さんは「あのおぞましい皇民化教育がチラホラする」とメッセージをよせています。