2006年11月5日(日)「しんぶん赤旗」
チュニジア国際シンポ開幕
緒方副委員長出席
49政党・組織参加
【チュニス=松本眞志】チュニジア与党の立憲民主連合(RCD)が主催する国際シンポジウムが三日午前、当地で始まりました。開会式には、RCDの指導部・閣僚と海外から四十九の政党・組織が参加し、日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際局長も出席しました。
冒頭、ヘディ・メヘニRCD書記長の開会のあいさつに続いて、ベンアリ大統領のあいさつがカロウイRCD第一副書記長によって読み上げられました。このなかで、二十一世紀の平和と公正の国際関係において文明と文化が果たす役割、とりわけ、異なる文明や宗教の相互理解と平和共存が、今日の危機を乗り越えて世界の安全保障の強化にとって重要であることが強調されました。
続いて、ユネスコ(国連教育科学文化機関)のマヨール前事務局長が、国連憲章が国連加盟国を団結させる目標と基準であり、戦争を避け、平和を強固にする上で、文化と教育が重要だと強調しました。
シンポジウムは、「文明間の対話―緊張と不安定から世界を守る」「文明の多様性―世界文明の豊かな要素」のテーマにそって行われています。
緒方副委員長はこの日、日本共産党第二十四回大会に参加したRCDのアウアム副書記長、チュニジア前外相で現在、アラブ・マグレブ連合事務局長のベンヤヒア氏、チュニジア首相顧問のアブデルラティフ・ハマム氏ら旧知の幹部とそれぞれ懇談しました。
また、緒方氏は、開会式でチュニジアテレビと同国の三紙のインタビューに応じ、国際関係と文化、文明の関係と諸国民の相互理解、日本共産党の立場と経験について語りました。