2006年11月2日(木)「しんぶん赤旗」
教育基本法改悪反対で市民ら
国会で人間の鎖
8日に
教育基本法改悪を阻止しようと全国各地で行動している広範な市民が集まって、八日午後四時から国会で「ヒューマン・チェーン(人間の鎖)」を行います。呼びかけ人らが一日、国会内で記者会見し発表しました。
国会周辺を取り囲み、教育基本法改悪案をはじめ、少年法改悪、改憲手続き法、共謀罪に反対する意思を伝えていこうというもの。教育基本法「改正」反対市民連絡会、教育基本法全国ネットワークなど六団体が呼びかけ人を増やす連絡先となっています。一日現在、呼びかけ人は八百人を超えています。
会見では呼びかけ人を代表して、アニメーション演出家の有原誠治さん、ピアニストの崔善愛さん、精神科医のなだいなださんらが教育基本法改悪に反対する思いを発言しました。池田香代子(翻訳家)、石坂啓(漫画家)、佐藤学(日本教育学会会長)、高田公子(新日本婦人の会会長)、山田洋次(映画監督)、小森陽一(東大教授)の各氏らも呼びかけ人になっています。
当日は呼びかけ人や国会議員のリレートークなどを予定しています。夜はキャンドルを持ってのヒューマン・チェーンをおこないます。会見に参加した東本久子さんは「友人から友人へと賛同が広がっています。市民は怒っているという波を感じるものにしたい」と話しました。