2006年11月1日(水)「しんぶん赤旗」
2006 米中間選挙で問われるもの
「戦争支持候補には投票しません」
「誓約」に賛同 15万人
【ワシントン=山崎伸治】七日投票の米中間選挙に向け、イラク戦争反対を掲げない候補者に投票しないことを誓う「平和を支持する投票者」の運動が広がり、賛同者が約十五万人に達しています。
これは、「私は、イラク戦争を速やかに終わらせ、将来の侵略戦争を阻止することを選挙運動で公式な立場としないような議員候補あるいは大統領候補に投票したり、支持したりしません」という「誓約」に支持を表明する運動です。
事務局によると、この運動は、イラク開戦三周年の今年三月十七日に始まり、十月三十日までに十四万四千五百三十四人が賛同しています。すべての下院議員選挙区に賛同者がいます。
リンダ・シェード事務局長はこの運動について、「平和運動は大規模なデモを成功させてきたが、選挙の問題に焦点を当てるのはこれが初めて」と指摘。「候補者に対して、自分の選挙区にも賛同者がいることを示し、イラク戦争についての立場を明確にさせ、説明責任を問うことができる」と、その意義を強調しています。
同氏は、「賛同者が友人に賛同を呼びかけ、あらゆる選挙で運動を組織している」といっそうの広がりに期待を表明。「米国民の過半数が戦争に反対しており、戦争反対の議員が過半数になって当然だ」と述べています。