2006年10月24日(火)「しんぶん赤旗」
衆院補選結果
政策すべて信任でない
市田氏会見 教育基本法改悪は廃案に
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日本共産党の市田忠義書記局長は二十三日、国会内で記者会見し、二十二日投票の衆院神奈川16区、大阪9区両補選で自民党が二勝したことで与党側が教育基本法改悪法案などの審議を強引に進めようとしていることについて問われ、「これで教育基本法改悪法案を国民が支持したということにはならない。時間をかけて徹底審議し廃案に追い込みたい」とのべました。
市田氏は補選結果について、「全国的な衆参選挙と違い、ある地方単独の定数一の国政選挙は複雑な政治力学が働く。二つの選挙結果だけで自民、公明の政策が全部支持されたとみるのは早計だ」と指摘。二十二日投開票の各地の市議選や京都・大山崎町議選で日本共産党候補が前回票を上回り全員当選したこと、大山崎町長選では日本共産党参加の「明るい民主町政の会」候補が自公民推薦の現職を破り勝利したことなどを紹介しました。
また教育基本法改悪法案をめぐる野党共闘に関し「民主党と意見の違いはあるが、政府案を成立させないという一致点で力を合わせたい。与党も『選挙勝利におごらない』といっており、その立場で民主的運営を貫いてほしい」とのべました。