2006年10月18日(水)「しんぶん赤旗」

“共謀罪は必要ない”

国会内で市民団体など集会


 「共謀罪反対NGO・NPO共同アピール」など三団体の主催で、「共謀罪の新設に反対する市民と表現者の院内集会」が十七日、参院議員会館で開かれ、市民団体などから約八十人が参加しました。

 集会には、国会から日本共産党の仁比聡平参院議員、民主党の松岡徹、江田五月両参院議員、社民党の保坂展人衆院議員が参加。「共謀罪成立 今国会は困難」などの報道に対し、与党は死んだふりが得意だから、共謀罪を廃案に追い込むまで気を抜かずにがんばろうとそれぞれ決意を表明しました。

 日本弁護士連合会からは中村順英弁護士が参加、「共謀罪を新設しなくても国連の条約は批准できるし、重大犯罪を未遂以前に処罰できる法律はたくさんある。日弁連が反対してきた法律ばかりだが、これで十分対応できる」とのべ、「そのうえ共謀罪をつくろうというのは、警察が恣意(しい)的に運用しようという狙いがある」と語りました。


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