2006年10月18日(水)「しんぶん赤旗」
高金利許さない
2千人力強く
日弁連など呼びかけ
「高金利・過剰貸し付けをする者は許さない」――。サラ金などの高金利引き下げ問題で、「『利息制限法の改悪』と『特例高金利』の阻止を求める2000人パレード・総決起集会」(日本弁護士連合会など呼びかけ)が十七日、東京・日比谷公園で開かれました。サラ金被害者や全国の消費者団体、弁護士、司法書士など約二千人が参加しました。
集会は当初、「1000人パレード」として企画されましたが、主催者の予想を大きく超える人数に。「日弁連の運動としてもかつてない規模」(新里宏二・日弁連上限金利引き下げ実現本部事務局長)となりました。
一八八四年の農民蜂起「秩父事件」にちなんで、埼玉県秩父市を十三日に出発した高金利引き下げを求めるマラソンリレーは、約百五十キロを走りつないで合流。はかまとたすき姿の最終走者四人が、竹の棒の先にはさんだ陳情書を掲げて集会会場に駆け込みました。
走者の一人、全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会の澤口宣男代表が壇上で「金貸しから献金を受ける者は絶対許さない」「金利区分見直しによる金利引き上げは絶対許さない」と、力強く陳情書を読み上げました。その後、参加者は「例外なき金利引き下げをかちとるぞ」とシュプレヒコールを繰り返しながら、国会近くまでパレードしました。