2006年10月11日(水)「しんぶん赤旗」
生活保護廃止処分裁判
東広島市が上告断念
東広島市生活と健康を守る会会員の石崎友子さん(41)が生活保護の辞退届けの提出を強要されて保護の廃止処分を受けたとして、広島高裁が処分の取り消しと三十万円の精神的損害賠償の支払いを命じた判決について、東広島市は十日、上告を断念することを表明しました。
上告期限は十一日となっており、市議会決算委員会で日本共産党の門田啓議員がただしたのに対して、高橋康裕福祉部長が「判決内容は法に則ったものとなっているので、上告する理由がない」と答えました。