2006年10月9日(月)「しんぶん赤旗」
ゆうPress
楽しいよ! 赤旗まつり
赤旗まつりって知っていますか。日本共産党が主催するおまつりです。その39回赤旗まつりが4年ぶりに東京・江東区の夢の島公園で開かれます(11月3日から5日まで)。いま、世界は日本はどうなっているの?という疑問に答える政治問題から、一流の芸術家による野外コンサート。そして、全国のほしいものが買える全国物産模擬店などが勢ぞろいする日本の新しいおまつりです。もちろん、若者広場もありますよ。
生で聞く 政治の話
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(写真)不破社研所長 | (写真)市田書記局長 | (写真)志位委員長 |
日本共産党の幹部、志位さんや市田さん、不破さんの話を生で聞くことができるプログラムは、これです。中央舞台で四日、志位和夫委員長が記念演説、五日は市田忠義書記局長がエッセイスト・海老名香葉子さんと対談します。不破哲三社会科学研究所所長は三日、メインアリーナで「科学の目」講座を開きます。
その他、中央舞台では、徹底討論「憲法9条と世界・日本―憲法公布60年」(三日)、「くらしと仕事が壊れる―日本の経済・社会を考える」(四日)、「改悪反対! がんばれ教育基本法―子どものために力をあわせよう」(五日)なども行われます。
バスツアーで参加
日本共産党の埼玉・西部地区では、日本共産党の青年支部と地区委員会が協力してマイクロバスを貸し切った青年バスで参加します。初参加の小松信治さん(38)は、「先輩党員が赤旗まつりの会場でパワーを感じると言っていました。地域の人にも声をかけてバスツアーを成功させたい」と語っています。
奈良県委員会でも、民青同盟奈良県委員会と協力して青年バスツアーを計画。参加する大学二年生の篠原貢さん=仮名=は「初めてなのでライブや演説どれも楽しみ。全国から集まる人たちと交流がしたい。大学の友達も誘えたらいいなと思ってます」と話しています。
たっぷりライブを
文化プログラムは多彩なジャンルから第一級のアーティストが参加します。欧米のロックにとらわれない国境をこえた音楽性で魅了する「ソウル・フラワー・ユニオン」(4日)が初出演。観客を圧倒するライブ・パフォーマンスが持ち味です。反戦・平和をテーマにした曲も多く、「映画 日本国憲法」に音楽を提供しました。
韓国のコーラスグループ「サム・トゥッ・ソリ」(3日)は赤旗まつり初の韓国からの出演です。
フットサルで交流
スポーツ広場では初めてフットサル大会が開かれます。会場は人工芝の専用コート。二面を使ってリーグ戦をします。参加資格は中学生以上の男女。参加費は一チームあたり三千円と格安。赤旗まつりの参加券が必要です。若者広場では三日、四日の夕方から夢の島競技場の芝生で、フットサル交流会も開催します。参加費は無料。
フットサルチームのメンバーと参加する望月一朗さん(29)=東京・仮名=フットサルはコートが小さく、常にみんなが動いていないといけない一体感のあるスポーツ。赤旗まつりの大会は誰でも気軽に参加でき、楽しめます。フットサルの楽しさを知ってもらえる機会になります。チームでは基本を大事にした普段のプレーをしたい。
若者広場に大集合
若者広場では、青年が参加できるさまざまな企画を用意しています。
三日間行われるオリジナルソングライブでは自作の曲を披露(アンプ・スピーカーは不可)できます。最終日の五日は、参加者全員でファイナルコンサート(午後一時から)を企画。ダンスパフォーマンス(五日正午から)は、一チーム五分で多彩なダンスの競演。いずれも参加者を募集しています。予定数になりしだい締め切ります。
「高校生 しゃべり場」(四日午後零時三十分から)や、来春のいっせい地方選に立候補する青年候補者やサポーターらの交流をする「青年議員・候補者・サポーター大集合」(四日午前十一時十五分から、スポーツ文化館メインアリーナ)、医療のこれからと日本の未来、医療人としての生き方をじっくり交流する「若手医療人交流会」(五日午前十一時から)も行います。(参加申し込み先 〒151―8586 東京都渋谷区千駄ケ谷4の26の7 電話03(3403)6111 赤旗まつり事務局)
愛知県豊橋市から参加する斎藤ひろむさん(35)=県議候補=今度のいっせい地方選挙に立候補します。いろんな形で頑張っている人に会えることに魅力を感じています。候補者は特別な人ではなく“青年の一人”なんだということをサポーターに伝えられたらと思っています。
お悩みHunter
進学校で勉強が大変 自由な学校行きたい
Q 進学校に通っていますが、いまやめたいくらい。学校では「有名校へいけ!」といわれ、予習をしていかないと授業で答えられません。そう思うと寝る時間を惜しんで勉強しています。みんなもそう。周りの人と勉強以外のことは話しません。自由な学校へ行きたいです。でも親に反対されそうだし…。(高校2年、男子。東京都)
友人と、勉強以外の語らいを
A これはきついですね。進学校で勉強も大変そうですね。でも、人間って目的がはっきりしていること、それもやりがいがある生きがいになるような価値が見えると、どんなに厳しくつらいことにも耐えられます。むしろ困難に挑戦したくなるものです。
しかし、単に「有名校に行け」だけでは、あまりにもモチベーションが低すぎます。やる気も勉強するパワーもわいてこないのも当然ですよ。もし「一流校」に合格するためだけに勉強している高校生がいたら、その方が怖い気がします。
あなたはまじめで親のことも大切にする優しい人柄なんですね。だから、親の期待と自分の気持ちとの板ばさみになって、どうしたらいいのかつらくなっているのです。この性格はすてきですね。自分の生活や人生にまじめに向き合い、人の気持ちを大切にできる心は、人として最高の魅力です。幸いにもあなたは、学校の状況を冷静に見つめています。
とくに、友達もみんな厳しい状況におかれていることを察知しています。だったら、どうでしょう。ほんの少し勇気を出して、「周りの人たちと勉強以外のこと」も話題にしてみては。みんなも同じ思いであれば、きっと響き合うものがあるはずです。もうそれだけでも心に元気が出てきますよ。進路の目標も友達との語らいの中からきっかけを見つけられるように思います。
教育評論家 尾木 直樹さん
法政大学キャリアデザイン学部教授。中高二十二年間の教員経験を生かし、調査研究、全国での講演活動等に取り組む。著書多数。